森凪也、日本選手権5000mで惜敗も世界陸上への挑戦を続ける
森凪也が日本選手権5000mで2位に終わるも、世界陸上を目指す決意を新たにする。


2025年7月6日、日本選手権男子5000m決勝で森凪也(Honda)は2位でフィニッシュした。レース後、森はトラックに膝と額をつけ、悔しさに頭を抱えた。優勝候補と目されていたが、残り200mを前にしてスパートするも井川龍人(旭化成)に最後の直線でかわされ、優勝を逃した。
マークされるプレッシャー
森はレース直後、「自分の強みは冷静にレースを進められるところ。ただ早く勝負を決めたいという心の余裕の無さで、少し勝負を急ぎすぎました」と振り返った。さらに、「今回はプレッシャーがありました」と付け加えた。
今季の活躍
今季、森は春から“勝つこと”を自らに課し、4月の金栗記念5000mで優勝、5月のセイコーゴールデングランプリ3000mでも日本人トップとなる4位を獲得。アジア選手権5000mでも最後まで優勝争いに絡み、銅メダルを獲得していた。
決勝の舞台
決勝の舞台では、周囲のマークとプレッシャーが森の心と脚を縛った。森は「レース中、僕の動きがチェックされていて、ストレスと言いますか、プレッシャーに感じていて、そこをケアしきれなかったです」と語った。
今後の目標
森は今後の目標について、「引き続き世界陸上を目指し続ける」と決意を新たにした。
このレースを通じて、森は自身の戦略とメンタル面での課題を再確認し、次なる舞台での活躍を誓った。