日大・山中海斗の逆転3ランで劇的勝利!亜大との激闘を制す
日大の山中海斗外野手が亜大のエース斉藤から逆転3ランを放ち、チームを勝利に導いた。4年生としての意地を見せた山中の活躍に注目!

2025年5月22日、神宮球場で行われた東都大学野球の第5週第1日、日大対亜大の試合は、日大の山中海斗外野手の逆転3ランによって劇的な結末を迎えた。1点を追う6回2死一、二塁の場面で、山中海斗は亜大のエース斉藤の直球をバックスクリーンへ運び、今季2号となる逆転3ランを放った。
「打った瞬間入ったと思った」と語る山中海斗は、前の打者である4番谷端が打ち取られたことで、自分の仕事が明確になったと振り返る。「チャンスで打つこと。ネクストで投手の球筋を見て、イメージ通りに打つことができた」と、チームを価値ある先勝へと導いた。
山中海斗は、4月17日の誕生日にオリックスの兄・稜真からバッティンググローブとTシャツをプレゼントされた。「バッティンググローブはサイズが合わなくて着けていません」と苦笑いしたが、兄の気持ちにしっかり応える形で、この日の活躍を見せた。
チームは勝ち点0で最終カードを迎え、土壇場まで追い込まれていたが、山中海斗をはじめとする選手たちは気負うことなく、いつもと同じ気持ちで試合に臨んだ。4年生として1部に残したいという気持ちを強く持つ山中海斗は、「ミーティングでも4年生が頑張ろうという話をしています」と、チームの結束力を強調した。
片岡昭吾監督(47)は、「選手たちは土壇場で肝を据えて戦ってくれた。みんなベンチでも声を出して、諦めないという気持ちを感じた。明日も全員でつないで勝つしかない」と、チームの士気を高めた。
今後の試合でも、日大の活躍が期待される。山中海斗の逆転3ランは、チームにとって大きな弾みとなった。