専大松戸・田中昇之介が5安打1失点で完投勝利、春季関東大会4強進出!
専大松戸の田中昇之介が5安打1失点で完投し、春季関東大会で4強入りを果たしました。

2025年5月20日、ノーブルホームスタジアム水戸で行われた春季高校野球関東大会第3日目の準々決勝で、専大松戸(千葉)が桐生第一(群馬)を4-1で下し、2年ぶりに春季関東大会4強入りを果たしました。
田中昇之介投手(3年)が5安打1失点で公式戦初完投を記録し、勝利に大きく貢献しました。24日の準決勝では、横浜と浦和学院の勝者と対戦します。
試合中、田中は桐生第一の打線を相手に低めに決まるボールを軸に、打たせて取る投球でチームを勝利に導きました。特に二回に左越え適時二塁打で同点とされ、1死三塁のピンチを投ゴロ、二ゴロで切り抜けるなど、危機的な場面でも冷静な投球を見せました。
昨年からエースナンバーの背番号1をつけていた田中ですが、今大会では背番号10に変更。その理由は春の県大会決勝、習志野戦(5月4日)での救援登板時に1回⅔を3失点と乱調だったことがきっかけでした。しかし、田中は「夏は絶対に1番を取り返す」と意気込み、母の早苗さんも「とにかく強気に、仲間を信じて頑張ってほしい」とエールを送りました。
試合後、田中は「習志野戦では気持ちが弱かった。今日の試合で我慢強く投げることができて、メンタル面も成長できた」と確かな進化を語りました。最後の夏の舞台では背番号1を奪還し、マウンドで輝くことを誓っています。