草野、新入幕へ前進!十両2場所連続Vに向け8連勝で勝ち越し
元学生横綱の草野が8連勝で勝ち越しを決め、新入幕へ前進。十両2場所連続優勝も視野に入れた。

草野、新入幕へ前進
元学生横綱の十両・草野が、大相撲夏場所9日目(2025年5月19日 両国国技館)で日翔志を押し出し、2日目から8連勝で勝ち越しを決めました。これにより、来場所の新入幕に向けて大きく前進しました。先場所では新十両最長記録となる初日から12連勝をマークし、今場所もその勢いを維持しています。
勝利の鍵
草野は日翔志戦で、「立ち合いで張ってきたので、思い切り当たった」と語り、四つ相撲を得意としながらも、まわしにこだわらず前に出て一気の押し出しで勝利を収めました。彼は「しっかり突き放した。まわしにこだわらなかった」と納得の表情を見せました。
怪我を乗り越えて
実は草野は右手に突き指の痛みを抱えていましたが、「めちゃくちゃ痛い。いつもはテーピングを巻いているけど、今日は忘れた」と語るほど集中し、痛みを感じないほどに試合に臨みました。その結果、2日目から怒濤の8連勝を達成しました。
先場所の記録
先場所では新十両最長記録となる初日から12連勝をマークし、最速タイとなる12日目で十両優勝を決めました。今場所前には照ノ富士親方(元横綱)から「立ち合いで、まわしを取れなかったら突っ張っていけ」などと助言を受け、精力的に稽古を重ねてきました。
今後の展望
前日には兄弟子の尊富士と焼き肉で景気付け、毎日欠かさず目玉焼きを食すなど、場所中の体重も150キロ台をキープしています。19年初、春場所の志摩ノ海以来となる2場所連続十両優勝、そして所要7場所での新入幕へ。草野は「幕内は違うので、通用するような体づくりをしたい」と見据えています。