久保建英の芸術的ボレーシュートがジダンを彷彿とさせる!ソシエダの勝利を彩る鮮やかなプレー
久保建英の芸術的なボレーシュートがジダンを彷彿とさせ、ソシエダの勝利を彩った。その鮮やかなプレーに注目が集まっています。

2025年5月18日、スペイン1部ラ・リーガ第37節で、レアル・ソシエダがジローナと対戦し、3-2で勝利を収めました。この試合で、日本代表MF久保建英の鮮やかなボレーシュートが大きな話題となりました。
後半開始早々のフリーキックのチャンスから、MFブライス・メンデスが中央へ放り込んだ左足クロスを相手DFが頭でクリア。そのボールが上空高くに舞い上がり、ファーサイドまで流れると、ボックス手前で落下点に入った久保が、体を捻りながら左足でダイレクトボレーを放ちました。鋭いシュートは逆サイドの枠内を目指しましたが、ジローナのウクライナ人GKクラピフツォフ・アンドレヨビッチが右手一本で反応し、惜しくもゴールならず。
この久保のボレーシュートは、元フランス代表の英雄ジネディーヌ・ジダンの伝説的なボレー弾を彷彿とさせました。ジダンは2001-02シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝で、左サイドからのロベルト・カルロスのクロスを左足ボレーで叩き込み、今でも欧州CL史上最も美しいゴールとして称賛されています。
ソシエダにとっての今季の本拠地最終戦で、恩師イマノル・アルグアシル監督の“惜別試合”でもあったこの日、久保はボレーシュートの場面以外でも鋭いドリブルなどでチャンスを作り出し、同点ゴールに繋がるPK奪取のシーンもありました。ジダン級のボレー弾が決まっていれば「言うことなし」だったかもしれませんが、その“惜別弾”は5月24日の最終節、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦で期待することにしましょう。