【高校野球】滋賀の名将・奥村監督と息子頼人の野球人生!横浜での成長と夏の大会への期待
滋賀県立校の奥村監督とその息子・頼人投手の野球人生に迫る。横浜での成長と夏の大会への期待を語る。

瀬田工 vs 八日市:引き締まった好ゲーム
2025年4月12日、春季近畿地区高等学校野球滋賀県大会の1回戦が湖東スタジアムで行われた。瀬田工と八日市の一戦は、無失策の引き締まった好ゲームとなった。瀬田工は4回裏に5番・平野壱星投手(3年)の2点適時二塁打で先制し、このリードを平野が4安打完封で最後まで守り切った。
八日市の健闘
敗れた八日市も、平野を打ち崩すことができなかったが、先発の谷川瑠投手(3年)がストライク先行のテンポの良い投球を披露。バックも各選手が機敏な動きを見せ、3回と4回以外は相手に出塁を許さなかった。
奥村監督の評価
八日市の奥村倫成監督は、ディフェンス面に及第点を与えつつも、攻撃面では積極的になれなかった面を悔やんでいた。「攻撃面も悪くはなかったですけどね。向こうのピッチャーも良かったですけど、ちょっと荒れるので、『ファーストストライクはいけよ』って言っていたんですけど、ちょっと優しさが出ちゃったかな」と語った。
夏の大会への期待
秋、春ともに初戦敗退に終わったチームとは思えないほど野球のスキルは高く、夏は上位まで勝ち進んでくるかもしれない。奥村監督は前任校の野洲で2012年夏の滋賀大会準優勝に導いた実績の持ち主。また、今春の甲子園で優勝した横浜のエース・奥村頼人投手(3年)の父という一面もある。
頼人投手の成長
奥村監督によると、頼人は小学生の頃から投げることに関してはずば抜けた才能を持っていたという。世代トップクラスの息子には野球に対する姿勢を説いてきたそうだ。「顔に出したり、まだ幼い面があったので、『それはアカンぞ』と厳しくは言いました。技術的には高いですけど、天狗になるところもあったのでね。でも、横浜に行った瞬間に変わっていました。みんなのレベルが高いので、お山の大将ではやっていられないのでしょう。もうここまで来たので、後はやってくれると思います」と語った。
教え子への期待
息子に負けじと父も教え子の指導に全力を注いでいる。「同じ高校生なので、ステージが違うことはないと思う。何か刺激になってくれたらとはいつも思っています」と部の更なる活性化に期待している。
夏への展望
「滋賀県はわからない」と話す奥村監督。虎視眈々と夏を見据えている。