【高校野球】藤枝東の科学野球が春季静岡県大会で快進撃を狙う
藤枝東高校が20年ぶりに県大会出場を果たし、科学野球で快進撃を目指す。データ分析を活用した戦略が鍵。

春季静岡県大会開幕
2025年4月19日、草薙球場などで春季高校野球静岡県大会が開幕する。地区予選を突破した39校とセンバツ出場の常葉大菊川を合わせた40校が参加し、上位16校が夏の県大会でシード権を獲得する。
藤枝東の挑戦
創立101周年を迎えた藤枝東高校は、20年ぶりに県大会出場を果たした。2回戦では浜松湖北と対戦し、進学校ならではの探究心とデータ分析を活用した「科学野球」で快進撃を狙う。
データ分析の成果
藤枝東は昨年12月、狩野拓真捕手を中心に研究チームを結成。昨夏の県大会107試合のデータを分析し、連打とピンチの2観点から試合の流れを解析。連打では3連打目以降の打率が平均を上回り、ピンチではピンチを抑えた後の攻撃が大量点につながる傾向を発見した。
常葉大橘戦での実績
県予選初戦では、常葉大橘を撃破。1-5の7回表に2死二塁のピンチを無失点でしのぎ、一挙4得点で同点に追いつき、逆転勝ちを収めた。
今後の展望
県大会ではよりレベルの高い学校と対戦するが、「まずは一戦必勝で戦っていきたい」と意気込む。科学野球の成果がさらなる躍進の鍵となる。
高校生野球科学研究発表会
「高校野球をサイエンスする!」をテーマに、一般社団法人野球まなびラボが主催。全国の高校が参加し、藤枝東からは野村哲平遊撃手の「ブラストモーションを用いた打撃力向上」も発表された。