甲子園旋風!浦和実業を38年目で初の4強に導いた辻川監督の熱血指導術
埼玉・浦和実業高校が初出場で甲子園4強入りを果たした秘訣とは?38年目の初舞台で選手の心を掴んだ辻川監督の人間味溢れる指導法とチーム結束力を徹底分析。

熱戦の軌跡と監督の執念
浦和実業高校野球部が2025年春季甲子園大会で歴史的4強進出を達成。左腕エース・石戸颯汰投手(3年)を中心に、逆境に強い打線が光り、優勝経験校のみが残る準決勝進出という快挙を成し遂げた。
人間味ある指導の真髄
辻川正彦監督(59)は就任38年目で初の甲子園出場ながら、選手との信頼関係を武器に躍進。ベンチで祈るように「勝たせてくれ」と呟く姿は、主将・小野蓮外野手(3年)曰く「監督の等身大の姿が逆にチームをリラックスさせる」という独自の効果を生んでいる。
「愛情と厳しさのバランスが絶妙。ウォーミングアップから妥協を許さない姿勢は森士前監督(浦和学院)からの影響も」(野球関係者談)
名将から学んだ指導哲学
- 2013年センバツ優勝監督・森氏から学んだ徹底した基礎練習
- 「全ては生徒のため」という信念の継承と独自アレンジ
- 厳格さとユーモアを融合した新型指導スタイル
選手目線で見るチームカラー
- ベンチ内での自然な笑顔の連鎖
- 逆境時の「監督懇願シーン」が生む逆転パワー
- 県大会突破時に深まった選手間の信頼関係
今大会で証明されたのは、数値化できない「人間同士の化学反応」の重要性。38年間の指導経験が結実した、新時代の高校野球指導モデルがここに誕生した。
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