栃木ゴールデンブレーブス、強力な打線とリリーフ陣でホーム開幕戦を制す
栃木ゴールデンブレーブスが強力な打線とリリーフ陣を活かし、BCリーグのホーム開幕戦で勝利を収めました。

2025年4月5日、ルートインBCリーグが開幕し、栃木ゴールデンブレーブス(以下、栃木GB)はアストロプラネッツ(以下、茨城AP)との二連戦に臨みました。初戦はノーブルホームスタジアム水戸で行われ、元日本ハムの吉川光夫が登板しました。吉川は5回4安打1失点と好投し、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りました。しかし、リリーフ陣がリードを守れず、6対8で敗れました。
6日のホーム開幕戦では、地元宇都宮市出身の中村拓馬投手が先発しました。中村は7回2失点と好投し、指揮官の期待に応えました。打線も新人の三方陽登が2点適時打を放つなど、鮮やかな攻撃で4点を奪い逆転に成功しました。さらに、新人の2番ダッタも2本の適時打を放ち、5点のリードを奪いました。
終盤8回以降は、山下徳人監督が「ダブルストッパー」と期待する竹本徹と堀越歩夢が登板しました。竹本は8回に二死満塁のピンチを招くも、最後は三振に仕留めて凌ぎきり、9回は堀越が最速152キロの速球を軸に茨城AP打線を三者凡退に退けました。栃木GBは投打がしっかり噛み合い、7対2で今季初勝利を地元で収めました。
栃木GBが得点を奪ったのは、全て下位打線の出塁があった回でした。3回と4回は9番・和気悠飛が、6回は7番・菅野秀斗がそれぞれヒットで出塁し、下位打線がつくったチャンスを長打力のある上位打線が還す、理想的な攻撃を展開しました。
就任後初勝利を手にした山下徳人監督は、試合後のインタビューで「必ずホーム開幕は勝とうと、選手みんなと約束していた」と語りました。最初の約束を果たした栃木GBは、目標の日本一に向けて動き出しました。