ブルキナファソから高知へ:ラシィナ選手の野球人生と高知ファイティングドッグスの11年目の挑戦
ブルキナファソ出身のラシィナ選手が高知ファイティングドッグスで迎える11年目のシーズンとその野球人生を紹介。

ブルキナファソでの野球との出会い
ラシィナ選手が初めて野球と出会ったのは、ブルキナファソでのことでした。当時11歳だった彼は、日本からの青年海外協力隊員からバットとグローブを受け取り、それまで知らなかった野球という競技に触れました。初めてバットを握ったとき、それを刀のように振っていたというエピソードは、彼の野球人生の始まりを象徴しています。
高知ファイティングドッグスでの挑戦
15歳で日本に渡り、プロ野球選手を目指して努力を重ねたラシィナ選手。2015年に高知ファイティングドッグスに入団し、以来11年にわたりチームの中心として活躍しています。四国アイランドリーグplusでの最多打点やベストナインのタイトル獲得、2022年にはキャプテンとしてリーグ総合優勝を経験するなど、彼の成長は目覚ましいものがあります。
チームの中心として
現在27歳のラシィナ選手は、チームの中心的存在として、他の選手たちに進んでアドバイスを行っています。定岡智秋監督も「右腕みたいなもんですよ」と彼を評価し、その存在感の大きさを強調しています。2025年2月24日の埼玉西武ライオンズ2軍3軍との交流戦では、チームの勝利に貢献し、全力疾走する姿を見せました。
未来への展望
ラシィナ選手の野球人生は、ブルキナファソでの小さな出会いから始まり、高知での大きな挑戦へと繋がっています。彼の物語は、野球を通じた国際交流と個人の成長の素晴らしさを物語っています。これからの彼の活躍に期待が集まります。