第 97 回選抜高校野球で評価を上げたドラフト候補【野手編】
第 97 回選抜高校野球で活躍した野手たちの中から、ドラフト候補となる選手を紹介します。

横浜のセンター、阿部葉太は入学直後からレギュラーとなり、昨年夏は 2 年生ながら主将も任されて話題となりました。今大会でも 1 回戦の市和歌山戦こそ力みが目立って 1 安打に終わったが、2 回戦の沖縄尚学戦では右中間スタンドに飛び込む先制スリーランを放つなど 4 打点の活躍。決勝でも 4 安打 3 打点の固め打ちを見せて 5 試合で 10 安打、10 打点、打率.455 と見事な成績を残しました。体格は年々たくましくなっており、それに比例するようにバッティングも力強さがアップしているように見えます。豪快に引っ張るだけでなく、左方向にも強い打球を放ち、低めの変化球も拾うようにしてさばくなど対応力も高いです。またセンターの守備でも決勝戦ではあわやタイムリーという当たりをダイビングキャッチするなど球際に強く、走塁面でも 4 盗塁を決めるなど積極的に次の塁を狙う姿勢も光りました。外野手としての総合力は高校生ではナンバーワンということを示した大会と言えるでしょう。早い段階から大学進学という話もありますが、もしプロ志望に転じた場合は高い順位での指名もありそうです。
次に読むべきもの
青学大が開幕戦で逆転負けを喫し、今秋ドラフト候補の中西聖輝投手が猛省。リーグ戦はまだ始まったばかりで、青学大は巻き返しを誓う。
花巻東の中村耕太朗主将は、卒業後の米国大学進学を目指している。野球も勉強もできる人間になるため、米スタンフォード大に進学した先輩の姿を追いかけている。
柳ヶ浦高校の鈴木聡監督が、20 年ぶりの甲子園出場を果たした。監督は選手視察で重きを置くポイントとして、精神面と姿勢面の育成を挙げている。
中京大中京は 2020 年の春夏甲子園大会が中止となり、今でも”幻の最強チーム”と評する声は絶えない。インタビューの後編では、未知のウイルスに夢を奪われた、5 年前を振り返ってもらった。
ジャイアンツタウンスタジアムが 3 月 1 日に開業し、報道陣にお披露目されました。客席数は現 2 軍ジャイアンツ球場から約 400 席増の 2873 席で、右翼席は立ち見指定席、左翼席は芝生エリアとなっています。
高校時代、甲子園では毎年いるようなレベルだった隅田知一郎。2024 年シーズン、初めてシーズンとおして先発ローテーションを守り切り、プレミア 12 でも活躍を見せた西武・隅田知一郎がスターとなる前夜に迫った。
健大高崎の小谷魁星コーチは、B チームを率いて選手育成に奮闘しています。彼は逸材を見定めるスカウティングと分業制のコーチングで選手を育成し、24 年選抜で同校初の甲子園優勝を成し遂げました。