群馬から五輪を目指すカーリング女子たちの感動物語
本書は、前橋出身の歴史作家智本光隆氏が、カーリングというスポーツを通じて、群馬県の女子学生たちが五輪を目指す姿を描いた作品です。

カーリング女子たちの夢と挫折
昭和12年、日本にカーリングが伝わりました。群馬県の女学校に通う4人の女学生たちは、この新しいスポーツに魅了され、カーリング部を結成します。彼女たちの目標は、1940年に開催されるはずだった札幌オリンピックで金メダルを獲得することでした。
しかし、戦争の激化により、彼女たちの夢は絶たれてしまいます。部員たちはそれぞれの道を歩むことになりますが、カーリングへの熱い思いは消えることはありませんでした。
智本光隆の挑戦
前橋出身・在住の歴史作家、智本光隆さんは、カーリング好きであり、「カーリングを歴史小説で描いてみよう」と試みました。本作は、智本さんが「カーリングを歴史小説で描いてみよう」と試みた作品です。
智本さんは、1977年、前橋市生まれ。群馬大学大学院修了後、2008年に新田義貞の息子である新田義顕を主人公にした「風花」で第14回歴史群像大賞優秀賞を受賞。2010年に「関ヶ原群雄伝」でデビューした。以降、「本能寺将星録」(2011年)、「神剣の守護者」(2013年)などを発表。その後、群馬県を舞台にした作品を多く執筆する。
カーリングの魅力
カーリングは、氷上のチェスとも呼ばれ、戦略性と技巧性が要求されるスポーツです。1937年に日本に伝わって以来、全国各地で愛好者が増えています。
本書では、智本さんがカーリングの魅力を余すところなく描き出しています。読者は、カーリングの奥深さと面白さを存分に味わうことができるでしょう。
カーリング日本選手権
今年は「カーリング日本選手権」が横浜市で開催されました。都市部での開催は初めてで、会場の「横浜 BUNTAI」は連日満席になる盛況ぶりでした。
男女決勝戦のダイジェストが3月8日、NHK-BSで放送(16時10分~17時10分)されます。智本さんの歴史小説とともにカーリングを知るチャンスです。
まとめ
「氷上の花光らしむ 幻の札幌五輪を夢見たカーリングガールズ」は、群馬県の女子学生たちが五輪を目指す姿を描いた感動の物語です。カーリングの魅力を存分に描き出しており、読者を魅了します。ぜひ、本書を手に取って、カーリングの世界に浸ってみてください。