江陵招待準決勝でロコ・ソラーレがフォルティウスに逆転負け 9月ミラノ五輪巡る代表決定戦“前哨戦”苦杯
江陵招待準決勝で、ロコ・ソラーレがフォルティウスに逆転負けしました。9月に行われるミラノ五輪代表決定戦“前哨戦”で苦杯を飲みました。

江陵招待準決勝でロコ・ソラーレがフォルティウスに逆転負け 9月ミラノ五輪巡る代表決定戦“前哨戦”苦杯
江陵招待準決勝で、ロコ・ソラーレがフォルティウスに逆転負けしました。2大会連続五輪メダルのロコ・ソラーレは、25年日本選手権女王のフォルティウスに3-6の逆転負けに終わりました。
第1エンドに不利な後攻で2点スチールに成功し、主導権を握ったロコでしたが、その後は紙一重の戦いが続き、2-1で第3、4エンドはブランクエンドになりました。その後、1点ずつを加えて迎えた後、第7エンドはブランクエンド。1点リードのロコが優位な後攻で迎えた最終第8エンドでは、フォルティウスのスキップ、吉村が好ショットでプレッシャーをかけました。ロコの藤沢はフォルティウスのナンバー1、2の石をはじき出すショットに挑んだものの、メジャー計測の末にフォルティウスのナンバー1が残り、同点で延長戦へと突入しました。延長もロコが後攻でしたが、フォルティウスが中心に石を固め、優位な形を作り、3点スチールを許してしまいました。
26年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けた日本代表決定戦は男女ともに9月10~14日の日程で北海道・稚内で開催されます。競技形式も発表されており、女子は3チームが出場。24年日本選手権優勝のSC軽井沢クラブ、25年日本選手権優勝のフォルティウス、ワールドチームランキングの日本チームトップで25年日本選手権3位で資格を満たした18、22年五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、ダブルラウンドロビン方式(2回戦総当たり)で予選を行い、上位2チームを決定します。この2チームにより、予選の結果も含めたベストオブ5方式(3戦先勝方式)の代表決定戦を行い、先に3勝したチームが日本代表となります。
男子は24年日本選手権優勝のコンサドーレと、25年優勝のSC軽井沢クラブの2チームで争い、ベストオブ5方式で先に3勝したチームが日本代表となります。
カーリング・ミラノ五輪出場権獲得条件は、出場枠は男女とも10。開催国枠のイタリアを除き、24年世界選手権、25年世界選手権の合計獲得ポイントの上位7チームが出場権を獲得します。残り2枠は12月の世界最終予選で決定します。24年世界選手権で日本女子は11位に終わっており、獲得したポイントはわずか「3」。フォルティウスが出場する今月の世界選手権(韓国)での好成績が求められます。同大会で出場権を獲得できなかった場合は12月の世界最終予選(開催地未定)にまわります。