【MLB】ヤンキース正三塁手争い激化!若手コンビの躍進に注目
MLB のヤンキースで正三塁手争いが激化している。故障で調整が遅れているラメイヒューに代わり、若手のカブレラとペラザがレギュラー争いを繰り広げている。

ヤンキースの正三塁手争いが激化
ヤンキースは「健康ならば正三塁手の最有力候補」と目されていた 36 歳のベテラン、DJ・ラメイヒューが左ふくらはぎの故障で調整が遅れており、レギュラーシーズン開幕に間に合うか微妙な状況となっている。そうした状況のなか、正三塁手争いがヒートアップ。内外野のあらゆるポジションを守ることができるスーパー・ユーティリティのオスワルド・カブレラ、昨季わずか 4 試合しか出場機会がなかったオスワルド・ペラザという 2 人の若手内野手がレギュラー候補に挙げられている。
カブレラとペラザの若手コンビ
ラメイヒューが開幕に間に合わないと仮定した場合、三塁のレギュラーの最有力候補は間違いなくカブレラだろう。メジャー 3 年目の昨季は 109 試合に出場。そのうち 62 試合は三塁手としてスタメン出場した。昨季の成績は打率.247、8 本塁打、36 打点、4 盗塁、OPS.661。左腕を極端に苦手としているため、起用は対右腕時に限られる可能性が高いが、三塁以外のポジションもこなしながら、今季も多くの出場機会を得ることになるだろう。
マイナー・オプションが残っておらず、控え内野手としての開幕ロースター入りが有力視されるペラザにもチャンスはある。メジャーデビューした 2022 年に 18 試合、翌 2023 年は 52 試合に出場したが、昨季の出場はわずか 4 試合。シーズンの大部分をマイナーで過ごし、AAA 級では 92 試合に出場して打率.246、13 本塁打、60 打点、24 盗塁、OPS.735 を記録した。カブレラが苦手な左腕を克服できなければ、対左腕用のプラトーン要員として出場機会を得られるはずだ。
ブーン監督がレイエスの可能性に言及
また、アーロン・ブーン監督はマイナー契約のパブロ・レイエスが開幕ロースター入りする可能性にも言及している。レイエスは昨季メジャー 22 試合で打率.183 に終わったが、2023 年にはレッドソックスで 64 試合に出場して打率.287 をマークしている。内外野を守れるユーティリティ・プレーヤーでもあり、オープン戦の成績次第では、ロースター入りのチャンスが出てくるだろう。
ラメイヒューの調整状況が注目
ラメイヒューは開幕に間に合うのか。あるいは、ラメイヒューの代役として、誰が三塁のレギュラーの座を手にするのか。開幕まで残り 1 ヶ月を切り、熾烈な争いが続いていく。