実業団VS大学のエキスポ駅伝、登録選手発表 青学大・黒田朝日らが出場
実業団と大学の男子トップチームが参加する「ACN EXPO EKIDEN 2025」の登録選手が発表された。

実業団VS大学のエキスポ駅伝、登録選手発表 青学大・黒田朝日らが出場
実業団と大学の男子トップチームが参加する「ACN EXPO EKIDEN 2025」(エキスポ駅伝、3月16日、大阪・吹田市の万博記念公園スタート、大阪市の夢洲周辺ゴール55キロ7区間)の主催者は18日、各チームの登録選手12人を発表した。
第101回箱根駅伝(1月2、3日)で総合新記録の10時間41分19秒で2年連続8度目の優勝を果たした青学大は、2区3位の黒田朝日新主将(3年)、3区4位の鶴川正也(4年)ら5人のVメンバーが名を連ねた。
24年度の学生3大駅伝2冠で箱根駅伝3位の国学院大は、エースで主将の平林清澄(4年)、副将の山本歩夢(4年)、新主将の上原琉翔(3年)ら全日本大学駅伝(昨年11月3日)の優勝メンバー7人が入った。
学生3大駅伝ですべて2位だった駒大は、新主将の山川拓馬(3年)、伊藤蒼唯(3年)ら主力が登録された。
箱根駅伝2区で日本人最高記録をマークした創価大の吉田響(4年)、箱根駅伝2区で7位と好走した立大の馬場賢人(3年)らトップランナーも登録メンバーに入った。
今年1月1日の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)を制した旭化成は、優勝メンバー7人のうち、エマニエル・キプロプ・キプルト(25)だけが登録された。
同3位のトヨタ自動車は、ハーフマラソン日本記録(59分27秒)保持者の太田智樹(27)をはじめ、西山雄介(30)、吉居大和(23)ら主力メンバーもメンバー入りした。
同4位のGMOインターネットグループは、昨年12月の福岡国際マラソンを日本歴代3位の2時間5分16秒で制した吉田祐也(27)、ニューイヤー駅伝6区区間賞の嶋津雄大(24)らが登録された。
同8位の富士通は、マラソン日本記録(2時間4分56秒)保持者の鈴木健吾(29)、1万メートル日本記録(27分9秒80)保持者の塩尻和也(28)らがメンバーに入っている。
エキスポ駅伝は、今年の「大阪・関西万博開催記念」として開催され、1970年の大阪万博から55年後に開催される大阪・関西万博にちなんで、大阪万博の会場だった万博記念公園をスタートし、大阪・関西万博の会場となる夢洲周辺をゴールとする約55キロの7区間で争われる。
大学と実業団の各8チームと、実業団連合選抜、関西学生選抜の計18チームが参加する。大学勢は全日本大学駅伝の上位8チームが順当に出場するが、一方の実業団は今年1月1日の全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)上位チームのうち、2位のホンダなどは欠場となった。
1月に青学大の原晋監督(57)は「ホンダはなぜ出ないのでしょうか」と疑問を呈して、賛否両論の議論を巻き起こした。「陸上界を盛り上げるために言っております。ボクシングの世界戦の前に、チャンピオンとチャレンジャーが試合を盛り上げるために、にらみ合うようなものです」と原監督は話す。実業団、大学と多くの好選手が参加し、エキスポ駅伝は盛り上がりつつある。