八村塁が明かしたレイカーズ移籍時の〝拒否〟裏側
NBA のレイカーズへの移籍が決まった八村塁が、移籍時に一度は拒否したと告白した裏側を明かした。

八村塁が明かしたレイカーズ移籍時の〝拒否〟裏側
NBA のレイカーズへの移籍が決まった八村塁が、移籍時に一度は拒否したと告白した裏側を明かした。
八村はバスケットボール専門の米ポッドキャスト番組「ビヨンド・ザ・ブザー」に出演。さまざまな話題に触れる中で、名門レイカーズへの電撃トレードを持ちかけられた際の裏話を披露した。米バスケットボール専門メディア「フェーダウェーワールド」がその様子を伝えている。
八村はまず、当時のいきさつをこう語る。「その夜、エージェントから電話がかかってきた。『レイカーズが君を欲しがっている』って。僕は『レイカーズ? レイカーズってどういうこと?』って感じだった。だって、自分がレイカーズに入団するなんて思ってもみなかったからね。そうだろ? だから『えっ、何? 何? レイカーズ?』って感じだった。彼(エージェント)が何のことを言っているのかさえわからなかった。彼は『レイカーズだよ。レイカーズを覚えてるかい?』って感じだった。僕は『彼らが僕を欲しがっているの?』と」
レイカーズからの正式オファーを聞いた八村だが、一度は断ったという。
「それで僕はこう思った。『待て…いや、それはやめたほうがいい。いやいや、それはやりすぎ。プレッシャーが大きすぎる。僕はまだその準備ができていない』と僕はこう考えていたんだ。『出場時間を稼いで、自分を証明し、そこから成長できるチームに行けばいい』とこう思っていた。だから『いやいや、そのトレードはやめて』と。エージェントは『本当にいいのか?』と言った。僕は『うん、それがいいとは思わない。1 日考えさせてください』と言った」
1 日考えても名門移籍を固辞する考えは変わらなかったが、エージェントからの説得で翻意。その経緯をこう語った。
「翌日、僕は再び彼と電話で話した。彼は『本当にそれを望まないのか? 私はこれが完璧な組み合わせだと思うよ』と聞いてきたんだ。僕は『なんで?』と尋ねた。なぜなら、当時レイカーズは苦戦していたから。彼らはほぼ最下位で、多くの負傷者を抱えながら、プレーオフ進出を目指していた。彼は『彼らは君を必要としている』と言った。僕は『自分にできるかどうかわからない』と言ったが、彼は『君ならできる。私を信じて』と言ってきた。そして、ドカンとトレードが成立した。僕はその日の夜にロサンゼルス行きの飛行機に乗っていたよ」
不安もあった八村だが、見事に名門で活躍して今ではスタメンに定着。レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチのスーパースターコンビに次ぐ存在として超一流の仲間入りを果たそうとしている。レイカーズ移籍は吉と出たようだ。