「石が止まる前に喜んでしまって」、フォルティウス契約打ち切りから這い上がりV
女子カーリングのフォルティウスが、北海道銀行との決勝を制し、26 年五輪出場への夢をつないだ。

「石が止まる前に喜んでしまって」、フォルティウス契約打ち切りから這い上がりV
2025 年 2 月 9 日、神奈川・横浜 BUNTAI で行われたカーリング日本選手権最終日。女子決勝では、「ママさんカーラー」吉村紗也香(33 歳)がスキップを務めるフォルティウスが、北海道銀行との「新旧、道銀対決」を延長の末 8-7 で制し、26 年ミラノ・コルティナ五輪出場への夢をつないだ。
吉村は、決勝戦で 7-5 の 2 点リードから最終第 10 エンド(E)に追いつかれたが、延長戦で最後のドローショットがハウス(円)中心近くに止まり、勝利を確定させた。吉村は、「石が止まる前に喜んでしまって。うれしさが石が止まる前から出ちゃいました」と語り、涙を流しながら勝利を喜んだ。
フォルティウスは、14 年ソチ五輪 5 位入賞後、18 年平昌、22 年北京と五輪出場を逃し、21 年 11 月末に北海道銀行からスポンサー契約を打ち切られた。しかし、吉村らは「五輪への夢」を支えに、スポンサーを集め、秋の海外遠征には、クラウドファンディングで資金を募った。
今大会 MVP のサード・小野寺佳歩(33 歳)は、「みんながいれば何とかなる」という思いでこの 3 年余りをともに歩んできた。吉村も、「いつか笑える日がくるんじゃないかという気持ちでやってきた。周りのサポートがあってここまで強くなれた」と語り、チームの結束力を強調した。
日本の女王として、3 月の世界選手権では五輪出場枠を獲得する責務を負った。4 年前に一騎打ちで敗れた五輪メダルのロコ・ソラーレ、昨年優勝の SC 軽井沢との 9 月の五輪代表候補決定戦での三つどもえへ「強い覚悟を持っている」と吉村。チーム名を意味する「より強く」を信条に、五輪ロードの第一歩を踏んだ。
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