セルティックサポーターの行動がCLに与える影響とUEFAの制裁措置
セルティックサポーターの問題行動により、UEFAが制裁を下すも、アウェーチケット販売禁止は回避。追加罰金処分が科される。

セルティックサポーターの問題行動
2024年10月2日、チャンピオンズリーグ(CL)第2節ドルトムント戦において、セルティックの一部サポーターが試合後に花火を打ち上げる問題が発生した。これにより、UEFAはセルティックに対し、約1万7000ポンド(約330万円)の罰金処分と「2年間UEFA主催試合のアウェーチケット販売禁止」を執行猶予付きで言い渡した。
再び問題が発生
しかし、2025年1月29日のCL第8節アストン・ヴィラ戦でも、一部のセルティックサポーターがピッチに発煙筒を投げ込む事案が発生。執行猶予期間中に再び問題が起こったため、2月12日のCL決勝トーナメントプレーオフ第1戦バイエルン戦からセルティックサポーターがスタジアムに入場できなくなる可能性が高いと指摘されていた。
UEFAの最終判断
UEFAはアストン・ヴィラ戦の問題に対する制裁内容を発表。結果として、アウェー戦でのチケット販売は禁止されず、2月12日のバイエルン戦にセルティックサポーターが参戦できることが確定した。ただし、追加で8400ポンド(約160万円)の罰金処分が下され、執行猶予付きでの「2年間UEFA主催試合でのアウェーチケット販売禁止」という罰則は継続されている。
セルティックの声明
セルティックはUEFAの寛大な措置に感謝しつつ、問題を起こしたサポーターに対し警鐘を鳴らした。声明では、「UEFAが私たちの詳細な提案を検討してくれたことを嬉しく思っています。ただし、ドルトムント戦で少数のサポーターが花火を使用した事案で科された、当初の執行猶予判決が引き続き有効となっています。今一度、我々の試合で花火は絶対に許されないことを明確にしなければなりません。また、さらなる事件が発生した場合、セルティックのサポーターがUEFAが主催する今後の試合への入場を許可されないリスクが極めて高くなります」と述べた。