J1新潟の守備革命:堀米悠斗が語るハイプレスとサイド追い込み戦術の深化
J1新潟の堀米悠斗主将が、今季の守備戦術について語る。ハイプレスとサイド追い込みを軸に、失点減少を目指す。

守備の強化に焦点を当てた新潟の戦略
J1新潟のDF堀米悠斗主将(30)は、今季の注目ポイントとして守備を挙げた。樹森大介監督(47)の指導の下、ハイプレスやサイドに追い込んでボールを奪う守りの徹底が図られている。昨季リーグワースト5位の59失点からの減少を目指し、守備練習では中央に進入させず、外に追い込む守り方が徹底されている。
ハイプレスの再構築
樹森監督が宮崎キャンプ初めから掲げているハイプレスは、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを狙う戦術だ。松橋前監督時代も得意とした戦術だが、昨季は中盤戦以降に前線と最終ラインにズレが出てはまらず、ミドルプレスに切り替えた経緯がある。今季は「もう一度構築するイメージ」で取り組んでいる。
攻撃から守備への切り替えの重要性
攻撃から守備への切り替えの早さも含め、細部にわたって共通理解を深めている段階だ。堀米は「みんなが守備のストレスなく、迷いなくプレーするのが一番大事」と話し、どれだけ早く守備スタイルを構築できるかが、特に序盤戦の鍵となりそうだ。
攻撃面での継続と挑戦
攻撃面では「今まで通り、ボールを持ちながらゲームを進められる」と特長を継続することに変わりはない。その中でゴールに迫るところでのスピードアップにも挑戦していて「つなぐところとバランスが凄く難しい」と正直に言う。
開幕に向けての覚悟
開幕まで1週間。「理解している戦術を表現するにはもう少し時間が必要」と言うが、決して焦ってはいない。「始まってからじゃないと分からない部分もある。開幕してからも自分たちのサッカーをつくっていく」と覚悟を口にした。