梅沢忠秀:相撲から自転車界への挑戦
相撲界での経験を生かし、競輪選手として新たな道を進む梅沢忠秀の物語。

梅沢忠秀の挑戦
相撲界での輝かしいキャリアを経て、競輪選手として新たに羽ばたく梅沢忠秀選手(23)。彼は、父であり伝説の500勝レーサーである梅沢謙芝さんの背中を追い、輪界に身を投じました。
相撲から競輪へ
梅沢は小学5年生から高校3年生まで相撲に打ち込み、宇治山田商業時代にはインターハイに出場するなど、その力強さで名を馳せました。しかし大学進学を考えた際、父からの「競輪あるぞ」という一言が心に響き、競輪選手として新たな道を選ぶ決意を固めました。
トレーニングと成長
競輪を始めるにあたり、梅沢は父の指導のもと、マンツーマンでトレーニングを重ねました。最初は体重が最高108キロありましたが、街道での練習を通じて体重は減少。タイムを伸ばすまでには1年半の時間がかかりました。右膝のケガにより苦労もありましたが、ついに日本競輪選手養成所に所入し、昨年3月には125期で14位の成績で卒業を果たします。
プロ生活のスタート
梅沢は同年5月に富山ルーキーシリーズでプロデビューを果たし、デビュー初期の後期(7~12月)では10回の優出を達成しました。そして9月には松阪で初優勝を果たし、自身の成長を実感しました。 「デビュー当初は準決にも進めない状況だったが、初優勝は十分な展開のもとで達成でき、非常に嬉しかった」と梅沢は述べています。
未来への道
現在は、仲間たちとともに切磋琢磨する日々を送り、A級2班への昇級が期待される状況です。彼の父、梅沢謙芝さんの記録である500勝は遥か先ですが、「長く選手生活ができるように」と留意しながら、梅沢は父の背中を追い続けていくでしょう。
趣味とルーティン
- 趣味: 最近は金魚を飼い始め、その成長を楽しむ日々を送っています。
- オフの過ごし方: 主に自宅で金魚の水槽の手入れをしています。
- ルーティン: 何事も左から始めることを心がけており、前検日には脚のすね毛を剃ることが習慣となっています。
プロフィール
- 名前: 梅沢忠秀
- 生年月日: 2001年7月6日
- 出身: 三重県
- 身長/体重: 180cm / 83kg
- 師匠: 梅沢謙芝氏(引退)
- 主なスポーツ歴: 相撲(8年間)