国学院大ランナー、標高1530メートルの高地で鍛錬 ~昨季の栄光を胸に、箱根駅伝優勝を目指す~
国学院大ランナーが標高1530メートルの高地でトレーニングを行い、昨季の栄光を胸に箱根駅伝優勝を目指す。

国学院大ランナーの高地トレーニング
昨季の大学駅伝で2冠を達成した国学院大は、夏合宿の一環として標高約1530メートルの蓼科高原で32キロ走を行いました。このトレーニングは、起伏が激しい女神湖周回コース(1周約1.8キロ)で実施され、主将の上原琉翔(4年)やエースの青木瑠郁(4年)らが積極的に先頭を引っ張り、例年以上の速いタイムでゴールしました。
監督の期待と選手の意気込み
前田康弘監督(47)は、「過去最高タイムです。みんな頑張っているので、故障しないように練習をセーブさせることが私の仕事です」と充実感あふれる表情で話しました。昨季、国学院大は出雲駅伝と全日本大学駅伝を快勝しましたが、箱根駅伝では3位に終わりました。上原主将は「今季こそ箱根駅伝で優勝します」と力強く語りました。
先輩の参加と後輩への指導
昨季のエースで、卒業後も母校を練習拠点として前田監督の指導を受ける平林清澄(22)も合宿に参加しました。この日は、約30分前にスタートして後輩に合流し、40キロ走を行いました。昨年は先頭で引っ張っていた平林ですが、今年は最後尾で後輩たちを見守るようにして走り、練習後は後輩たちの頑張りをたたえました。
今後の展望
国学院大は、高地トレーニングで得た体力と精神力を糧に、今季の箱根駅伝での優勝を目指します。選手たちの努力と監督の指導が、さらなる高みを目指す原動力となることでしょう。