久保凛、女子800mで史上初の3連覇を達成!世界選手権に向けてさらなる飛躍を誓う
久保凛が女子800mで史上初の3連覇を達成。日本記録保持者としての実力を見せつけ、世界選手権に向けてさらなる成長を誓いました。

久保凛、女子800mで史上初の3連覇
2025年7月28日、全国高校総体第5日目がホットスタッフフィールド広島で開催され、女子800m決勝で日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛・3年)が2分2秒34をマークし、同種目で史上初となる3連覇を達成しました。
決勝レースの詳細
タイムレースで行われた女子800m決勝。久保は3組に登場し、号砲が鳴ると一気に飛び出しました。200mあたりから独走状態となり、1周目を58秒25で通過。残り400mでペースを保てず、自身の日本記録(1分59秒52)は更新できませんでしたが、2位以下に2秒差以上をつけて圧倒的な勝利を収めました。
久保のコメント
「絶対に3連覇したいと思っていたので、目標を達成できてうれしい。ちょっと疲れていたけど、とりあえず走り切れて良かった」と久保は笑顔で語りました。
今後の目標
1500mでは3位に終わった久保ですが、本職の800mでは高1から負け知らずの3連覇を達成。同種目で史上初となる快挙を成し遂げました。9月に東京で開催される世界選手権での代表入りが濃厚な17歳は、「出るという気持ちは誰よりもある。脚の状態も合わせられるようにしたい」と意気込みを語りました。
清水空跳、男子200mで優勝
男子200m決勝では、清水空跳(星稜・2年)が20秒39(追い風2・7メートル)で優勝。10秒00を出した100mとの短距離2冠に輝きました。清水は「インターハイの2冠が目標だったので、それが達成できてうれしい」と喜びを語りました。
今後の展望
100mを18歳未満の世界記録を塗り替える10秒00で優勝した清水は、世界選手権出場にも前進しています。「遠い存在だった世界陸上が目の前にある」と目を輝かせました。
久保の決意
取材エリアでは涙を流し、「まだ自分の弱さがあると思う。もっと強くなりたい」と声を震わせた久保。世界選手権に向けて、さらなる成長を誓いました。