未来富山高校、甲子園初出場!野球部員23人の挑戦と勝利の軌跡
未来富山高校が創部8年目で初の甲子園出場を決め、野球部員23人の挑戦と勝利の軌跡を紹介。

未来富山高校、甲子園初出場を決める
未来富山高校の野球部員23人が、創部8年目にして初の甲子園出場を果たしました。この快挙は、富山大会の決勝戦で高岡商を13-7で下したことにより達成されました。
試合のハイライト
未来富山ナインは序盤の3回までに7点を奪い、その後も追加点を重ねて高岡商の反撃をしのぎました。特に注目されたのは、U18日本代表候補で最速145キロの左腕・江藤選手です。彼は24日の準決勝で完投し、疲労が残る中でも直球を武器に真っ向勝負を挑みました。
選手たちの努力
未来富山高校は2018年に開校した通信制の私立高校で、全校生徒24人中23人がアスリートコースで学ぶ野球部員です。県外から入学した22人を含め、全選手が寮生活を送り、午前中は魚津市内の学習センターで勉強に取り組み、午後からは同じ敷地内にあるグラウンドで練習に励んできました。
監督の指導
表彰式が終わると、選手全員で角鴻太郎監督を胴上げしました。角監督は元ヤクルト内野手の角富士夫氏の長男で、日大三高では小倉全由監督の下、甲子園に出場した経験があります。2023年9月に監督に就任し、恩師から受け継いだ「10-0で打ち勝つ野球」を目指してきました。
今後の展望
就任後しばらくは打てずに負けることも多かったが、現チームでは打撃を徹底強化。ノーシードから臨んだ今大会は1回戦から準々決勝までコールド勝ち。6試合で63得点と猛打が爆発しました。県勢の夏最高はベスト8。「理想に近いチームになった。甲子園では富山の歴史を変えたい」と指揮官は語りました。
未来富山高校の挑戦は、富山の未来を変える一歩となるでしょう。