常葉大菊川の新星、小川優人が甲子園で実力を証明する!
常葉大菊川の1年生外野手、小川優人が甲子園での活躍を目指す。憧れの選手と同様の圧倒的な打撃力を発揮できるか?

新たな4番候補、小川優人の挑戦
常葉大菊川の期待の星、小川優人選手(1年)は、センバツでの大活躍が期待されている彼は、なんと寮で生活をしながら巨人の応援タオルを約40枚も所持するといった熱烈なG党でもある。
この若き外野手が最も憧れる選手は、同じ右打者の浅野翔吾外野手(20)だ。小川選手がその魅力に気づいたのは、2022年の夏の甲子園準々決勝の試合。この試合で、近江の山田陽翔選手(現西武)からバックスクリーンにホームランを打ち、見事に3安打2打点を記録した。
浅野選手はこの大会で1番打者として歴史的な3本のホームランを放つ壮絶な活躍を見せ、小川選手も「甲子園で打率を残せる選手になりたい」と強く願う。
彼の道のりと成績
昨秋、小川選手は左足首を捻挫し、一時的に試合を離脱。しかし、復帰後には主に2番打者として公式戦8試合で打率4割3分3厘、5打点という素晴らしい成績を残している。さらには、準優勝を果たした東海大会後、監督から「甲子園では4番を打ってほしい」とその役割を託された。この重大な役割に対し小川選手は「驚いたけど、すごいやる気になった」と語っている。
4番打者としての覚悟
新年の紅白戦から4番として打席に立つことになった小川選手は、「考えるな、感じろ」という座右の銘を胸に、思い切った打撃を試みている。ブルース・リーの名言を体現するように彼は積極的にスイングし続ける。
しかし、試合を重ねるごとに「やはり4番には甘い球がこない」と気づき、相手バッテリーの配球についてもより多くを考えるようになった。守備面でも評価を受けている小川選手は、「本能的な良さを消さずにレベルアップしてほしい」と監督に期待されている。
未来への意欲
「お前が4番を打てたら菊川は強くなる」と言われる中、小川選手は自らの成長を目指し続ける。甲子園での活躍に期待が高まる中、彼の挑戦は始まったばかりである。
小川優人(おがわ・ひろと)
2008年8月3日生まれ、下田市出身。現在16歳で、下田小3年から野球を始め、下田中時代には下田ボーイズでプレー。身長175cm、体重76kgの右投右打の選手です。