古賀太陽の縦パスが光る!日本代表香港戦での活躍と今後の課題
古賀太陽が日本代表香港戦で縦パスを駆使し、攻守に渡って活躍。今後の課題と代表定着への意欲を語る。

2025年7月8日、『EAFF E-1選手権』の初戦、香港戦で日本代表が勝利を収めました。この試合で注目を集めたのが、古賀太陽の活躍です。久々の代表戦ながら、3バックの左センターバックとして先発出場した古賀は、攻守に渡って安定したプレーを見せました。
縦パスで攻撃の起点に
古賀のプレーで特に目を引いたのは、鋭い縦パスです。22分にはジャーメイン良の3点目の起点となる縦パスを成功させました。ブロックの中にポジションを取った川辺駿に縦パスを通すと、川辺、その背後に垣田裕暉が連続でフリック。相手の虚を突くプレーの連続から最後はジャーメインがコントロールしたシュートでネットを揺らしました。
監督からの期待と自身の手応え
古賀は試合後、「監督からもチームのミーティングでも、縦にさせるときはどんどんさしてほしいと言われています。そこがなかったら自分の良さはないと思っています」と語りました。また、受け手の選手たちもいい準備をしてくれたため、自分のタイミングでしっかり出せたと手応えを感じた様子でした。
今後の課題と意欲
しかし、古賀はこの1試合で自身の代表での未来を切り開いたとは考えていません。「もっともっとやらないといけないというのは今日、改めて痛感しました。国際大会に慣れていかなければと感じますし、まだまだ課題ばかりです」と語り、より強い相手との対戦もすでにイメージしているようです。
次の出番は韓国戦か
タイトな日程を考えると、古賀の次の出番は3戦目に当たる15日の韓国戦になるかもしれません。いずれにせよ、古賀にとって残りの活動期間、その一瞬一瞬が代表定着につながる重要な機会になることでしょう。
取材・文◎佐藤景(現地) サッカーマガジンWeb