阪神・石井大智、オールスター初出場! 不屈の精神で悪夢を乗り越え、夢の舞台へ
阪神・石井大智投手がオールスターゲーム初出場を果たし、頭部直撃の悪夢を乗り越えた不屈の精神で夢の舞台に立つ。

阪神・石井大智投手(27)が「マイナビオールスターゲーム2025」の監督選抜に選出され、球宴初出場を果たしました。6月6日のオリックス戦で頭部に打球を受けて離脱したものの、7月1日の巨人戦で復帰し、高専卒のプロとして初めての夢舞台への切符を手にしました。
不屈の精神で悪夢を乗り越え
石井は6月6日のオリックス戦で頭部に打球を直撃され、「脳振とう」で戦線離脱を余儀なくされました。しかし、7月1日の巨人戦で1軍復帰を果たし、2-1の8回にスタンドの地鳴りのような歓声に応えて1回無失点に抑えるなど、現在25試合連続無失点中です。
オールスター初出場の意気込み
石井はオールスター初出場について、「正直もう難しいだろうな、選ばれないだろうなと思っていたんですけど、こういう形で選んでいただいてすごく光栄に思います。シーズン中は打たれないように、いろいろ考えて投げるんですけど、オールスターはホームランを打たれてもいいと思うんで。ピッチャーライナーだけ打たれないように頑張ります」と語りました。
次世代のスター候補との対戦に期待
石井は今回対戦したい打者として、楽天・宗山、西武・渡部聖、ロッテ・寺地ら次世代のスター候補の名前を挙げ、「今後、将来性のある選手たち。そういう選手たちと戦いたい」と目を輝かせました。
異色のキャリアと侍ジャパン初選出
秋田工高専、四国ILp高知を経て、2020年度ドラフト8位で阪神入団した石井。支配下全体でラスト74番目指名だった異色のキャリアを積み重ね、昨季は56試合で防御率1.48、30ホールドをマーク。今年3月には侍ジャパンに初選出され、一流選手の仲間入りを果たしました。
今季の圧巻の成績
今季は28試合に登板して1勝3セーブ19ホールドで防御率0.31。圧巻の成績を残す身長175センチの剛腕は、「そこまで真っすぐに自信があるわけではないので全球という感じではないですけど…いけたらいいですね」と控えめに笑いました。真夏の祭典でもまばゆい輝きを放つことが期待されます。