ウイリアムズF1の苦境続く:オーストリアGPでのダブルリタイアとサインツJr.の苦悩
ウイリアムズF1がオーストリアGPでダブルリタイアを喫し、サインツJr.がチームの苦境について語った。

ウイリアムズF1は2025年シーズン中盤まで好調を維持してきたが、オーストリアGPでは深刻な問題に直面した。カルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンの両名がリタイアし、チームにとっては「悲惨な週末」となった。
予選での問題 サインツJr.は予選でマシンのフロアにダメージを受けたと語った。「フロアにダメージを受けたと思う。チームが僕にそう伝えてくれたんだ」と説明した。また、ブレーキの問題も発生し、ブレーキングゾーンでマシンが片方に寄るというトラブルが続いた。
決勝でのトラブル 決勝レースでは、サインツJr.はレコノサンスラップを回ったが、フォーメーションラップに進むことができなかった。マシンをリセットしてスタート手順を仕切り直したが、ピット出口でリヤブレーキから出火し、レースを終えることとなった。
チームの現状 ウイリアムズは2025年シーズン中盤で55ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング5位につけている。しかし、直近3戦で獲得したのはわずか1ポイントで、アルボンは3戦連続リタイアと、チームとしての悪い流れを断ち切ることができていない。
サインツJr.のコメント 「最近は色々なことが起きている。あれこれ起こり続けているから、そういう意味では今年の前半戦は少しヘビーだった」とサインツJr.は語った。また、「ブレーキの問題、エンジンの問題、オーバーヒートという状況が数週間も続いている。そういう面で僕たちには少し弱いところがある」と続けた。
今後の課題 チームは予選と決勝での問題の相関関係を確認し、改善策を模索する必要がある。サインツJr.は「とにかく、チームとしても、アルボンの方にも問題があるみたいだ。予選でもレースでも、なぜこれほど多くの問題を抱えているのかを突き止めなければならない」と強調した。