グアルディオラ監督がクラブW杯の過密スケジュールに警鐘「選手の健康が最優先」
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督が、クラブW杯の過密スケジュールによる選手の負傷リスクに警鐘を鳴らし、大会運営に対する懸念を表明しました。

グアルディオラ監督の懸念
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、FIFAクラブワールドカップ(CWC)2025の過密スケジュールによる選手の負傷リスクに強い懸念を表明しました。29日、『ESPN』が伝えたところによると、グアルディオラ監督は「11月、12月、あるいは1月には大惨事になるかもしれない。我々は疲れ果て、ワールドカップで完全に打ちのめされている。分からないが、こんなことは人生で初めてだ」と述べ、CWC参加による疲労を認めました。
選手のメンタル面での課題
グアルディオラ監督は、選手たちが過去にワールドカップや欧州選手権で代表チームとしてプレーしてきた経験から、メンタル面での課題も指摘しました。「時には精神的に休息が必要なこともあるが、回復すれば復帰できるだろう」と述べ、選手たちの回復力に期待を示しました。
クロップ氏との意見交換
CWCについては、かつてボルシア・ドルトムントやリヴァプールで、グアルディオラ監督と熱戦を繰り広げたユルゲン・クロップ氏も批判していました。グアルディオラ監督は、クロップ氏の意見に同意しつつも「いいかい、ユルゲンとは何度も何度も喧嘩したんだ」と持論を述べました。
大会運営への提言
「彼の気持ちは理解できるし、尊敬もしている。私も彼の主張を擁護するし、理解できる。しかし私たちは監督として、大会を運営しているわけではないんだ。ここに来られたことを誇りに思う。多くのチームが大会に不満を抱いているが、それは彼らがここに来られなかったからだ。そうでなければ、彼らはここにいることを心から楽しんでいたかもしれないだろう」とグアルディオラ監督は語りました。
今後の展望
シティは日本時間7月1日の10時からアル・ヒラルと対戦し、準々決勝進出を目指します。グアルディオラ監督は「もちろん、監督にとって理想的な状況ではない。来シーズンに向けて2ヵ月間準備できたらうれしいだろう?来シーズンに向けてリフレッシュしたいかって?もちろんだ。でも、仕方がない。これまでの努力のおかげで、ここにいる。ここまで来たら、できる限りのことをしよう」と今後の展望を語りました。