阪神・藤川球児監督が若手選手に送る熱いメッセージ:野球に没頭し、侍ジャパンを目指せ!
阪神・藤川球児監督が若手選手に野球に集中し、侍ジャパンを目指すよう激励するメッセージを送りました。

阪神・藤川球児監督(44)が9日、若手選手たちに熱いメッセージを送りました。勝利の方程式の一角を担う石井大智投手(27)が頭部に打球を受けた影響で戦線離脱する中で、藤川監督は「石井選手になろうと思うと、2、3年はかかる。その間は脇目も振らず、野球に集中してひたすら頑張りなさい」と若手に奮起を促しました。
チームが2位DeNAに3・5ゲーム差で首位を走る中でも、藤川監督は手綱を締めて常勝軍団作りを進めています。6日のオリックス戦(甲子園)で頭部に打球が直撃した石井選手を引き合いに、若手に奮起を促しました。
「これから出てくる選手というのは、石井選手になろうと思うと何年もかかる。たくさんの選手に言えるけど、『2~3年はかかるよ』というところですね」と藤川監督は語りました。
チームは交流戦で5勝1敗と好スタートを切り、チーム防御率1・33は12球団トップです。2位DeNAに3・5ゲーム差をつける中でも、指揮官は「心臓」と形容するブルペン陣の右投手の駒不足を課題に挙げています。
今季24試合に登板し、3セーブ、17ホールドで防御率0・36の石井選手が戦線離脱し、自宅静養中で、復帰のめどは立っていません。その不在を好機と捉える若手選手たちは目の色を変えていますが、指揮官の目には物足りなく映っています。
「脇目も振らず野球に集中して、ひたすら頑張りなさい。そうしたら押しも押されもせぬ姿になっていける可能性がある。いまがいいから、ということで踊らされない方がいい、ということですね」と藤川監督は強調しました。
一瞬のきらめきを放っても、野球人としての幹がしっかりしていないと、1軍には定着できません。主力の多くが経験を積んでいる、いまのタイガースならなおさらです。そんな環境で台頭するためには、目の前の一球に食らいつき、鍛え抜き、突き進むことが必要です。日々の努力なくして、その先の光を見ることはできません。ドラフト8位から今の立場に上り詰め、今春は侍ジャパンに選出された石井選手こそがいいお手本です。
この日、ともに5日に昇格したばかりの岡留、石黒を2軍に降格させました。岡留は2試合登板で計1回⅔を1失点で、7日のオリックス戦(甲子園)で今季初勝利をマーク。石黒は3試合登板で計3回無失点で、8日のオリックス戦(甲子園)ではプロ初ホールドを記録していました。