長嶋茂雄氏の死去と侍ジャパンへの影響:東京六大学野球連盟の内藤雅之事務局長が語る
長嶋茂雄氏の死去に際し、東京六大学野球連盟の内藤雅之事務局長がその功績と侍ジャパンへの影響を語る。

長嶋茂雄氏の功績
2025年6月3日、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。長嶋氏は立大時代に通算最多本塁打となる8本をマークし、東京六大学野球連盟の隆盛に大きく貢献した。
内藤雅之事務局長の弔意
東京六大学野球連盟の内藤雅之事務局長は、長嶋氏の死去に際し、次のように語った。
「プロ野球であれだけご活躍されて、東京六大学の出身者が『ミスタープロ野球』と呼ばれるようになったということは、非常に我々にとっては名誉であり、尊敬される方。数多い六大学のレジェンドたちの中でも、六大学の先輩として非常に尊敬できるし、六大学にとって大切な方だったと思ってます」
東京六大学野球連盟100周年
今年は東京六大学野球連盟が創設されて100周年。連盟50周年記念試合と70周年記念試合の両方で、長嶋氏は監督を務めた。90周年のパーティーにも参加し、インタビューに応えた。内藤事務局長は、12月に予定されている100周年記念パーティーに長嶋氏が参加して欲しかったと語り、その不在を非常に残念がった。
侍ジャパンへの影響
長嶋氏は2003年の「長嶋ジャパン」として、プロアマが一体となって侍ジャパンとして同じユニホームでプレーするきっかけを作った。内藤事務局長は、長嶋氏を「戦後の野球界の象徴のような方だった」と評し、その遺志や姿を連盟としても日本の野球界としても受け継いでいかなければならないと強調した。