栗山英樹が長嶋茂雄から受け継いだ野球哲学とWBC優勝への道
栗山英樹が長嶋茂雄から学んだ指導者としての心得と、2023年WBC優勝への軌跡を振り返る。

2023年WBCで日本を優勝に導いた栗山英樹氏は、巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督から受けた言葉がその後の野球人生に大きな影響を与えたと語ります。
長嶋茂雄との出会い 栗山氏は、長嶋氏から初めて声をかけられた時のことを鮮明に覚えています。「『いい選手になれる素質があるから頑張りなさい』と背中を押してもらいました。現役引退後も、『指導者としての勉強をしないか?』と打診され、真剣に指導者になるための勉強を始めるきっかけとなりました」と述べています。
日本ハム監督時代の成功 2012年に日本ハムの監督に就任した栗山氏は、12年にリーグ優勝を果たし、16年には球団新記録となる15連勝を達成。大谷翔平選手など世界に羽ばたく選手を育成し、2023年WBCでは日本を優勝に導きました。
長嶋茂雄からのメッセージ WBC優勝の際にも長嶋氏から「野球というスポーツがこれから先も長く続くように、一生懸命やってください」と託されました。栗山氏は「長嶋さんの思いを知ることができ、野球の原点が高校野球であることを再認識しました。その思いのお陰でWBCも優勝できたと思っています」と振り返ります。
今後の抱負 長嶋氏の逝去を受け、栗山氏は「長嶋さんの思いを少しでも体現できるように我々はこれからも全力を尽くしていきます。長嶋さんへの感謝は一生忘れません」とコメントしました。