阪神タイガースの新星・伊原陵人が好投!両リーグ最速30勝達成
阪神タイガースの新人左腕・伊原陵人が好投し、チームは両リーグ最速で30勝目を達成。今後の活躍に期待がかかる。

2025年6月1日、阪神タイガースは広島東洋カープを8-0で下し、両リーグ最速で30勝目を達成しました。この勝利の立役者となったのは、新人左腕の伊原陵人投手です。伊原は先頭打者の出塁を許さず、7回のマウンドに立つまで被安打1と抜群の安定感を見せました。
伊原は試合後、「投げやすい状態で投げさせてもらった」とコメント。彼は前日まで広島相手に2連勝を飾った村上頌樹、大竹耕太郎の投球を参考にし、緩急を使って打たせて取るピッチングを心がけました。
一回のマウンドに立つ前には、同い年の森下翔太が先制の2ランを放ちました。伊原は「最初にガツンと打ってくれて、気持ちよくマウンドに上がることが出来た。バックもしっかり守ってもらったので、感謝です」と述べました。6回3分の1を投げて今季4勝目を挙げ、先発した広島戦は3戦3勝と相性の良さも際立っています。
身長170センチの左腕にとって、今後の課題ははっきりしています。まだ七回を投げきったことがないため、この日は1死から連打を浴びたところで湯浅京己にマウンドを譲りました。伊原は「僕がランナーをためると湯浅さんに出てきてもらっている。本当に申し訳ない」と語り、先発の柱の一人としての自覚が芽生えつつあります。
チームは3年連続でセ・リーグ首位として交流戦を迎えます。伊原自身にとっては初の舞台です。「このまま調子を崩さず、一生懸命投げるだけ」と意気込みました。今後の活躍に期待がかかります。