NBAプレーオフ:ペイサーズの驚異的逆転勝利!ネスミス&シェパードの活躍に注目
NBAプレーオフでペイサーズが最大17点差から逆転勝利。ネスミスとシェパードの活躍が鍵となった。

ペイサーズの逆転劇
ペイサーズはニックスとのカンファレンスファイナル初戦で、最大17点差を覆す奇跡的な逆転勝利を収めました。この勝利の鍵となったのは、第4クォーターの最後にタイリース・ハリバートンが決めた同点シュートでしたが、それは『ケーキの上のイチゴ』に過ぎませんでした。ペイサーズの全員が走るスピーディーなバスケという土台があってこその勝利でした。
ネスミスとシェパードの活躍
第4クォーターのラスト5分、特筆すべき働きを見せたのは守備ではベン・シェパードであり、攻撃ではアーロン・ネスミスでした。2年目のシェパードは出場機会に恵まれず、特にプレーオフではファーストラウンド最初の2試合は出番がなく、その後も出場機会は安定しませんでした。しかし、この試合で劣勢を覆すにはハイペースを維持し、疲れの色を見せ始めたニックスをガス欠に追い込む必要がありました。
シェパードの守備
ペイサーズの主力も余裕があるわけではありません。ニックスで唯一スタミナを残していたブランソンのマークがシェパードの役割でした。タレント力の差は大きく、ブランソンのアタックを止められたわけではありませんが、やる気十分で出て来たブランソンに執拗に貼り付くことで、少なくとも快適にはプレーさせず、それが少しずつニックスのリズムを狂わせました。
シェパードの役割
ここまでのプレーオフで、彼はバックスのデイミアン・リラード相手に同じ役割でプレーしています。血栓症から復帰してやる気に満ちていたリラードに貼り付き、リズムを乱すのが彼の仕事でした。そして今回も、7分だけの出場で彼は自分の役割を最大限のエネルギーでこなしました。フィールドゴール1本放って成功なし、アシスト1とスタッツは全く目立たないが、彼の奮戦は試合の流れを変える一つのきっかけとなりました。