藤浪晋太郎の活躍

2025年5月21日、エルパソで行われた「チワワズ7―6レイニアーズ」の試合で、マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手として登板しました。藤浪は3四球を出しながらも1回無安打無失点を記録し、シーズン3ホールド目を手にしました。

試合の詳細

藤浪は2試合連続で無失点を達成し、防御率は8.53を維持しています。この日の投球は31球で、ストライクは14球。最速は154.8キロでした。

3日ぶりのマウンドで、1点を追う展開で起用された藤浪は、先頭打者を4球連続ボールで歩かせるなど、制球に苦しむ場面もありました。特に、23年ロッテで右打ちのブロッソーにはスプリット2球が顔面近くに抜け、ヒヤリとする場面もありましたが、カウント2―2から8球目の137キロカットボールで三ゴロに抑えました。

ピンチをしのぐ

2死二塁の場面で、藤浪は悪い癖が出てしまい、9番左打ちのウォールにフルカウントから四球を与えました。しかし、1番打者にもフルカウントから7球目のカットボールが外角高めに抜け、この日3つ目のフリーパスで2死満塁のピンチを迎えました。最後はカウント1―1から低めカットボールを中堅フェンス手前まで運び、中飛に仕留めて無安打無失点で締めました。

今シーズンの成績

藤浪は今シーズン15試合に登板し、0勝1敗、3ホールドを記録しています。12回2/3を投げ、被打率・205、15三振を奪う一方で23四死球を記録しています。

今後の展望

米球界3年目の藤浪は、昨オフにマリナーズとマイナー契約で合意し、2年ぶりのメジャー復帰を目指して招待選手としてメジャーキャンプに参加しました。しかし、首脳陣を納得させるような結果を残せず、3Aで開幕を迎えました。今後の活躍に期待がかかります。