宮田莉朋、イモラでの初入賞

2025年FIA F2第4戦イモラで、宮田莉朋（ARTグランプリ／TGR-DC）が今季初の入賞を果たしました。約1カ月のインターバルを経て、ヨーロッパラウンド初戦となるイタリア・イモラでの挑戦は、宮田にとって重要な一戦となりました。

予選での奮闘

初日の予選では、宮田はトップから1.230秒差の21番手に終わりましたが、セットアップを調整し、予選ではトップ10に入るパフォーマンスを見せました。しかし、セッション終盤の赤旗により、自己ベストの1分28秒108で10番手に終わりました。

スプリントレースでの成果

スプリントレースでは、ポールポジションからスタートした宮田でしたが、クルマのパフォーマンス不足が顕著で、タイヤのデグラデーションも早く進みました。それでも、6位でチェッカーを受け、今季初の入賞を飾りました。

フィーチャーレースでの苦戦

日曜日のフィーチャーレースでは、プライムタイヤでスタートした宮田は一時3番手に浮上しましたが、セーフティカー導入により勝負権を失い、16位でレースを終えました。

今後の課題と展望

宮田は、クルマのセットアップやタイヤのデグラデーションに悩まされており、チームと共に改善を図る必要があると語りました。次戦のモンテカルロでは、予選がさらに重要になるため、マシンのパフォーマンスを向上させることに注力するとしています。

次戦への期待

2025年FIA F2第5戦モンテカルロは、5月22〜25日に開催されます。宮田のコース上での走りと、ARTグランプリとの協力によるクルマの改善が期待されます。