2025年MLB注目の新星!岐阜協立大・相良雅斗の驚異の投球回転数と速球の秘密
岐阜協立大の相良雅斗が2025年MLBドラフトで注目される理由を探る。最速152キロの速球と驚異の投球回転数がスカウト陣を魅了。

岐阜協立大の新星、相良雅斗
2025年のMLBドラフトで注目を集めているのが、岐阜協立大学の右腕・相良雅斗だ。彼は最速152キロを誇る速球と驚異の投球回転数で、スカウト陣を魅了している。
驚異の投球回転数
相良の最大の武器は、その速球にある。昨年末、弾道測定器「ラプソード」で計測された直球の投球回転数は2480。これは昨季の大リーグ投手の平均投球回転数2300前後を上回る数字だ。さらに、回転軸が0~1度と非常に安定しており、シュート回転要素がほとんどないため、球威の落ちない質の高い直球を投じることができる。
プロアマ交流戦での活躍
相良は昨年8月に行われた中日2軍と東海地区選抜チームとのプロアマ交流戦で、救援投手として登板。プロの打者を直球で押し込み、3回無失点に抑えた。この試合での活躍が、彼の自信を大きく引き上げた。
転機と成長
豊田大谷(愛知)時代は細身の無名投手だった相良だが、大学2年秋に転機が訪れる。岐阜聖徳学園大戦での敗戦をきっかけに、冬場に徹底したトレーニングを行い、下半身強化と広背筋の鍛錬に励んだ。その結果、デッドリフトの最大重量が170キロから240キロに急上昇し、体重も6キロ増の71キロになった。
ドラフトへの意気込み
「3位以内の指名が目標です」と語る相良。彼の目指すは中央球界だけでなく、地方も含めた上位指名だ。その美しい直球のように、ブレずに真っすぐに突き進む姿は、多くのファンやスカウトの期待を集めている。
(河合 洋介)