強化合宿の舞台、福岡「JAPAN BASE」

2025年8月にイングランドで開催されるラグビー女子15人制ワールドカップ（W杯）に向けて、日本女子代表が福岡市東区の「JAPAN BASE」で強化合宿を続けています。この施設は、2021年に廃部した男子社会人チーム「コカ・コーラレッドスパークス」の練習場を改装し、常設の強化拠点として活用されています。

代表ヘッドコーチの満足感

レスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ（HC）は、練習、ミーティング、食事、宿泊が一体となった環境に満足していると語りました。「ここでの合宿は、チームの結束力と技術力を高めるのに最適な環境です」と笑顔で話しました。

代表候補の意気込み

福岡出身の選手が多い代表候補の中でも、北九州市の門司学園高出身の長田いろは（26）は昨年の代表で主将を務めました。「チーム一丸となって史上初の8強入り以上を目指しています」と意気込みを語りました。また、東筑高出身の吉村乙華（24）は、「絶対に代表になり、全てを出し切ります」と誓いました。

国際大会での活躍

5月15日から始まった「アジアエミレーツチャンピオンシップ2025」では、日本代表がカザフスタンに90-0で大勝しました。ナナイロプリズム福岡の香川メレ優愛ハヴィリ（23）は、「結果を出せて良かった。いいタックルもできました」と笑顔で語りました。

今後の試合スケジュール

20日には香港対カザフスタン、25日には日本対香港の試合が予定されています。いずれも午後1時開始です。JAPAN BASEでの強化合宿は6月1日まで行われ、その後は長野・菅平に場所を移します。

W杯イングランド大会での対戦カード

W杯イングランド大会では、日本は8月24日にアイルランド代表、同31日にニュージーランド代表、9月7日にスペイン代表と対戦します。