【皐月賞2025】ピコチャンブラックの完璧な追い切り!スプリングS優勝馬が過去最高の状態をアピール
2025年皐月賞に向けて、スプリングS優勝馬ピコチャンブラックが過去最高の状態をアピール。木曜追いで完璧な走りを見せ、G1レースでの勝利を目指す。

ピコチャンブラックの完璧な追い切り
第85回皐月賞・G1(20日、中山)の出走馬と枠順が17日に確定し、唯一の木曜追いとなったピコチャンブラックは美浦・Wコースで落ち着き十分の走りを披露しました。馬券はインターネットで18日18時30分から発売されます。
データで見るピコチャンブラック
ピコチャンブラックはWコースを馬なりのまま5ハロン67秒5―11秒4をマーク。単走でしまい重点という内容は近2走と同じですが、序盤の落ち着き、反応、フットワークの質と全てが高水準で、過去一番の状態をアピールしました。手綱を執った石橋も「微調整で動きの確認程度でしたが、順調にきています」と言葉に力を込めました。
ホープフルSの雪辱
初のG1挑戦だったホープフルSは3番人気に支持されるも13着。調整段階から気性面の難しさを見せ、レースで走る気を失ってしまいました。上原佑調教師は「もともとあった精神的なもろさが出てしまった。厩舎としての反省点です。あれがあったからこそ、方向性を変えてやってこられた」と語りました。悔しさをバネに、ハミの工夫や普段からのアプローチを変更し、スプリングS(1着)での立て直しに成功しました。
身体能力と自信
鞍上が「新馬戦前の追い切りからすごく能力を感じた」と振り返れば、トレーナーも「今回も相手は強いですが、レースでのびのびと走れれば自ずと結果はついてくると思っています」と自信たっぷり。打倒クロワデュノールへ、しっかりと照準を合わせてきました。
9番枠の挑戦
手にした9番枠は東京で行われた56年のヘキラク以来、68年も勝ち馬が出ていません。それでもトレーナーは「欲を言えばもう少し外が良かったですが、この枠なら問題ないです」と前向きに受け止めました。厩舎のたゆまぬ努力でポテンシャルが花開いた今なら、歴史の扉は重くないでしょう。