張本美和が中国強豪を破りベスト4進出!日本勢の活躍で卓球WTT仁川大会を振り返る
2025年WTT仁川大会で、張本美和が中国強豪をストレートで下しベスト4に進出。日本勢の活躍を詳しくレポート。





張本美和の快進撃
2025年4月1日から6日にかけて韓国で開催されたWTTチャンピオンズ仁川大会。日本勢の中でも特に目立ったのは、16歳の張本美和(木下グループ)でした。彼女は女子シングルスでベスト4に進出し、日本の期待を一身に背負って戦いました。
中国強豪との対決
準々決勝では、中国の次世代エースと目される蒯曼(中国)と対戦。過去の対戦成績は0勝2敗と不利でしたが、張本はサーブで優位に立ち、ラリー戦でも打ち勝ち、ストレートで勝利を収めました。この勝利は、彼女の成長を如実に示すものでした。
準決勝での惜敗
続く準決勝では、世界ランク4位の陳幸同(中国)に惜しくも敗れましたが、ベスト4という好成績を残しました。この結果は、彼女の今後の活躍に大きな期待を抱かせるものでした。
他の日本選手の活躍
女子シングルスでは、大藤沙月(ミキハウス)と伊藤美誠(スターツ)も準々決勝まで勝ち上がりました。大藤は元中国代表の朱雨玲(マカオ)に、伊藤は陳幸同に敗れましたが、日本のエース・早田ひな(日本生命)も2回戦で朱雨玲と大接戦を繰り広げ、ベスト16に進出しました。
男子シングルスの戦い
男子シングルスでは、17歳の日本王者・松島輝空が存在感を見せました。1、2回戦ではヨーロッパのトップ選手をストレートで撃破し、準々決勝では苦手とする台湾のエース・林昀儒と対戦。中盤で巻き返しを見せたものの、1-4で敗れ、準決勝進出はなりませんでした。
張本智和の新たな挑戦
また、4月1日付けで新所属になった張本智和(トヨタ自動車)も、同じく林昀儒に2回戦で敗退しました。先月のチャンピオンズ重慶でベスト4に入った彼ですが、今回は上位進出とはなりませんでした。
大会結果
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男子シングルス
- 優勝:向鵬(中国)
- 準優勝:イ・サンス(韓国)
- 3位:林昀儒(台湾)、フランツィスカ(ドイツ)
- ベスト8:松島輝空(日本)、林高遠(中国)、モーレゴード(スウェーデン)、カルデラノ(ブラジル)
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女子シングルス
- 優勝:王芸迪(中国)
- 準優勝:陳幸同(中国)
- 3位:張本美和(日本)、朱雨玲(マカオ)
- ベスト8:大藤沙月(日本)、伊藤美誠(日本)、シン・ユビン(韓国)、蒯曼(中国)
今回の大会は、日本勢の活躍が光る結果となりました。特に張本美和の成長は目覚ましく、今後の活躍がさらに期待されます。