阪神・工藤泰成が快投!独立リーグ出身の育成 D1 位
阪神・工藤泰成投手がカブス相手に快投し、1 回無失点&3 奪三振の好成績を収めました。独立リーグ出身の育成 D1 位で、驚異的なスピードで出世街道を歩んでいます。

阪神・工藤泰成がカブス相手に快投 1 回無失点&3 奪三振 独立リーグ出身の育成 D1 位
数カ月前まで独立リーグで投げていた男が、メジャーリーガーを相手に圧巻の投球を見せた。1 回無失点、3 奪三振。最速 156 キロを計測した直球に東京ドームはどよめき、見る者は心を震わせる。阪神・工藤泰成投手(23)=四国 IL 徳島=は上位打線との対戦にも心躍らせながら腕を振った。
「うれしかったですね。ニック(ネルソン)がゲッツーで切ってくれたんで。『おっしゃ!』って感じでした」
勇んでマウンドに上がった。六回に投げたネルソンが下位打線を 3 人で抑え、七回は 1 番ハップとの対戦から工藤劇場が開幕。持ち味の直球で押し、最後はフォークで空振り三振を奪うと、続く鈴木は外角直球でバットを折りながらも左前に運ばれたが、23 年のア・リーグ打点王タッカーをオール直球で空振り三振。4 番ターナーにプロ入り後初となる四球を与え、2 死一、二塁とピンチを招いたが「1 点もやれない。流れも行っちゃいけないと思ったので、ゼロで切ることを思って」と同学年のショーを高め真っすぐで空振り三振に斬った。
「真っすぐが高めに浮いてはいたが、振ってくれていた。そういう面では効いていたんじゃないかな」
強力打線にも臆することなく、投じた 29 球中 21 球が直球と持ち味を発揮。結果とともに、確かな自信を得た。昨秋のドラフトで会議で四国 IL 徳島から育成 1 位で入団した最速 159 キロ右腕。沖縄キャンプの実戦で結果を残し、7 日に支配下契約を勝ち取ったばかりでメジャー相手に快投。驚異的なスピードで出世街道を歩む。ここまで実戦で 7 試合連続無失点。藤川監督の代名詞〝火の玉ストレート〟のような、高めで空振りを奪う直球を武器に数字を残し続けている。(萩原翔)
次に読むべきもの
韓国野球の独立リーグチーム「漣川(ヨンチョン)ミラクル」が、日本の野球を学ぶために来日。選手と監督らが岡山・美咲町の柵原学園を訪問し、児童と交流を深めました。
四国アイランドリーグ plus(IL)の徳島インディゴソックスは、三好市の池田球場で春季キャンプをスタートさせた。13 年連続の日本野球機構(NPB)入りと独立リーグ日本一を目指し、10 日までの 5 日間、紅白戦や交流戦などでチーム力の底上げを図り、29 日の開幕戦に備える。
信濃グランセローズが中野市内でキャンプインし、独立リーグ日本一連覇に向けて始動。柳沢裕一監督と新キャプテンの明新大地選手が意気込みを語った。
国士舘大が卒業生の進路を発表。大型右腕の鎌田州真投手は徳島インディゴソックスへ。他にも、楠田喬脩内野手、吉田健吾内野手らが独立リーグへ進む。
西武 2 軍と四国 IL・徳島の対戦が予定されている。注目は、徳島出身の OB 選手たちの活躍に刺激を受ける「先輩投手」たち。
徳島インディゴソックスは、2025 年の開幕戦に向けて調整中。昨年まで 12 年連続でドラフト指名選手を輩出しており、今年も期待が高まっています。
独立リーグ出身のドラ 3 ルーキー加藤響が、プロの厳しさと向き合いながら積極果敢なプレーを続けている。