元レアル・マドリーDFマルセロが現役時代を回想「クリスティアーノとの関係は喧嘩から始まった」
元レアル・マドリーDF マルセロが現役引退後、レアル・マドリー時代を振り返り、C・ロナウドとの出会いや喧嘩、メッシとのライバル関係などを語った。

元レアル・マドリーDFマルセロが現役時代を回想「クリスティアーノとの関係は喧嘩から始まった」
先日現役引退を発表した元ブラジル代表 DF マルセロが、レアル・マドリー時代を振り返った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。
フルミネンセでキャリアをスタートし、長らくマドリーで活躍したマルセロ。ラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)など 25 個のタイトルを手にし、キャリア晩年はオリンピアコスや古巣のフルミネンセでプレーした。
2024 年 11 月にフルミネンセを退団し、無所属となっていた 2 月に SNS で現役引退を発表。そんな攻撃的左サイドバックがスペインのトーク番組『La Revuelta』にゲスト出演した。
司会者とトークを繰り広げるなか、18 歳でマドリーに加入した 2007 年当時を回想。同じポジションの先輩、元ブラジル代表 DF ロベルト・カルロス氏に救われたことを明かしている。
「少しどころじゃない。すごく助けてくれた。当時付き合っていた彼女(現在の妻)、祖父、親友と一緒に 18 歳でスペインに来たんだけど、ロベルトが大いに助けてくれた。僕が彼の後釜になるわけなのに、本当に助けてくれたんだ。サッカーの世界ではみんなプライドが高いから、こういったことは普通起こらない」
「加入して初めてのクリスマスをそこ(招待されたロベルト・カルロスの自宅)で過ごすことになった。ブラジルには帰れなかったんだ。彼は僕のアイドルだ」
また、縦関係を築いたポルトガル代表 FW クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)との出会いにも言及。「クリスティアーノとの関係は喧嘩から始まった」と明かしている。
「ブラジル対ポルトガルの試合で彼を殴った。彼はとても速かった。彼が通り過ぎた時に僕をヒジで突いたから、僕は蹴った。すると彼は僕の首を掴んだ。僕も試してみたけど、彼はとても背が高かった(笑)」
また、こうしたいざこざがあったなか、「2 カ月後にマドリーが彼と契約するだろうというメッセージを受け取った」とのこと。「僕は『くそっ、出ていく』と言ったんだ」と当時の心境を述べた。
しかし、ロナウドがマドリーに加入して以降は「すべてうまくいった」とのこと。「トレーニング中にしばしば口論になった。でもそれは普通のことだ」と主張した。
さらに、バルセロナに在籍したアルゼンチン代表 FW リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)にも触れたマルセロ。「クリスティアーノやメッシと同じ時代にプレーできて幸運だった」と述�つつ、両者のライバル関係について語った。
「クリスティアーノは自分の方が優れていると思っている。一方が 2 得点し、もう一方が 3 得点しなければならないという過酷な時もあった… 僕らはそれを生で見て、大いに楽しんだ。多くの人は比較したがるけど、楽しむことを忘れているよ」