中島裕之、現役続行断念か…引退への道
中日で結果を残せず、西武からも獲得見送りとなった中島裕之が、現役続行を断念し引退への道を歩むのではないかと報じられている。

中島裕之、現役続行断念か…引退への道
中日で結果を残せず、西武からも獲得見送りとなった中島裕之が、現役続行を断念し引退への道を歩むのではないかと報じられている。
中島は伊丹北高から 2000 年にドラフト 5 位で西武入りし、プロ野球人生をスタートさせた。入団後は米メジャリーグへと旅立った正遊撃手の松井稼頭央氏(49)の後釜として当時の土井正博コーチ(81)に厳しい練習を課せられながらもレギュラー選手へと成長した。
端正なルックスに加えて最高出塁率 2 回、最多安打 1 回と 3 度のゴールデン・グラブ賞に輝くなど西武の一時代を築いた中島は、2012 年オフに海外 FA 権利を取得して行使。2 シーズンにわたりメジャリーグに挑戦したが振るわずに 2014 年 12 月に地元球団のオリックスへと入団した。
オリックスで 4 年、その後は WBC でともに戦った原辰徳氏(66)に呼ばれて巨人入り。このころには主に代打起用が増えて故障も目立ってきた。巨人には 5 年間在籍し、2023 年には戦力外を受け入れたが、立浪和義前監督(55)率いる中日が、現場の強い希望もあって獲得を決断した。しかし、1 軍出場 15 試合でノーヒットに終わり、昨オフに再びクビに。本人はあくまで NPB球団への移籍にこだわりオフのトレーニングを継続していたが周囲には『もう厳しいかも』とこぼしていたと聞いている。
1 月には有料の野球教室に講師として参加、インスタグラムも開設してファンの間では第二の人生を見据えた行動と噂されていたが……。
有力移籍先の一つだった西武はフロント、現場ともに新体制が発足したことで、『昨年最下位のチーム状況でベテランを獲得する余裕はない』と判断。引退発表後の一日契約くらいはあるかもしれませんが、〝西武復帰プラン〟は完全に立ち消えてしまった。
まもなく終了する春季キャンプでも 12 球団からテスト生でお呼びがかかることなく、ユニフォームを脱ぐことを決断したようです。現在はスポーツ紙で過去に選手の移籍などを手引きした実績もあるベテラン記者と懇意にしており引退発表のタイミングを計っている。キャンプ打ち上げ、侍ジャパン の行事などに被らない日を探っています。