【サウジカップ】ロマンチックウォリアー惜敗、次走ドバイターフへ
サウジカップデーが 22 日、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1 サウジカップをフォーエバーヤングが制した。惜しくも敗れたロマンチックウォリアーは初ダートで存在感を示し、次走はドバイターフへ。

【サウジカップ】ロマンチックウォリアー惜敗、次走ドバイターフへ
サウジカップデーが 22 日、キングアブドゥルアジーズで行われ、G1 サウジカップをフォーエバーヤング(牡 4=矢作)が V。1 着賞金 1000 万ドル(約 15 億 7020 万円)のビッグレースで海外 G1 初勝利を挙げた。
惜しくも敗れたが初ダートで存在感を示した。香港の芝 G1・10 勝馬ロマンチックウォリアー(セン 7=シャム)は 3 番枠から五分のタイミングでゲートを出るとスッと行き脚がついた。他馬に囲まれるポジションでもリズムを崩すことなく、先行勢を視界に入れながら終始いい手応え。3 コーナー過ぎから外を回って進出し、先頭で 4 コーナーを回って直線へ。そこから先は内のフォーエバーヤングと一騎打ちだ。
ラスト 1F では完全に抜け出し、押し切り態勢。ただ、一度はかわした相手が外に進路を切り替え、盛り返してくる。日本のエースと香港の雄、意地とプライドが激しく交錯する壮絶な追い比べ。最後まで止まってはいない。それ以上の脚を使われ、ラスト 50 メートルで力尽きて首差 2 着となった。
引き揚げてきたマクドナルドはすがすがしい表情。「道中、少しキックバックを浴びたので気分良く走らせることを心がけた。信じられないくらい勇敢で、いい走りをして最後までバテずに伸びてくれた」と相棒を称え「いかにフォーエバーヤング が素晴らしい馬なのかを示している。オーナー(ピーター・ラウ氏)、ダニー(シャム師)をはじめチームのみんなが素晴らしい仕事をして、その一員になれたことをうれしく思う」と笑みを浮かべ、シャム師も「ベストを尽くして素晴らしい走りをしてくれた」と力走をねぎらった。
23 年コックスプレートから続く連勝は「8」で途切れ、この後は芝で仕切り直し。前走ジェベルハッタから続く中東遠征の 3 戦目はドバイに戻り、ドバイターフ(4 月 5 日、メイダン芝 1800 メートル)に狙いを絞っていく。