【フェブラリーS・注目の一戦】強豪揃いのダート1600メートル
2025 年 2 月 23 日(日曜)に東京競馬場で行われる GⅠフェブラリーステークス。ダート 1600 メートルで行われるこのレースには、強豪が揃い注目を集めています。

【フェブラリーS・注目の一戦】強豪揃いのダート1600メートル
2025 年 2 月 23 日(日曜)、東京競馬場で GⅠフェブラリーステークスが行われます。注目のダート 1600 メートル戦には、多くの強豪が集結しています。
美浦トレセンからは、GⅢ根岸Sで 2 着に 4 馬身差をつけたコスタノヴァが出走します。中 2 週のローテーションが気になりますが、太田助手は「歩様に疲れた様子もなかったので、すぐに乗り運動から調教へとつなげることができました」と語り、さらなる上積みを期待しています。鞍上にはキングを迎えます。
ミッキーファイトは“強い4歳世代”の一頭で、新馬戦以来のマイルに対応できるかがポイントになりそうです。山崎助手は「ワンターンの東京マイルがすごく合う条件なのかは分かりませんが、こなしてくれる範囲内ではあると思います」と話しつつ、「もともと4~5歳に本格化してくるだろうと見ていた馬ですし、見立て通りの成長を見せてくれています」と期待を込めています。
栗東トレセンからは、前走・武蔵野Sで距離もきっちりこなしたエンペラーワケアが出走します。今回初タッグを組む横山武は 1 週前追いに騎乗しており、その感触を「最後は強めにやったんですけど、想像以上に時計も出ていて(坂路 4 ハロン 50.0―11.6 秒)。ちょっとやり過ぎたかなと思ったんですけど、馬もケロッとしていましたし、すごくいい動きだったと思います」と振り返っています。
杉山晴厩舎からはガイアフォースもエントリーしています。昨年 2 着とレース実績があり、担当の小川助手は「チャンピオンズCは大外枠で競馬に参加できなかった。帰厩してからの初動が良かったですし、具合はいいですよ。順調です」と好仕上がりを約束しています。
昨年は 11 番人気で大穴Vを決めたペプチドナイルも出走します。主戦の藤岡佑は「GⅠ出走経験がちょっと少ない馬が上位人気になりそうなので、いいレベルで GⅠをずっと走ってきているナイルの強みを生かせればいいなと思います」と経験値の差をアピールしています。
定年を直前に控える音無調教師が 3 頭を出撃させます。サンライズジパングについてトレーナーは「無駄に千八で 1、2 コーナー置かれるんだったら、いっそのこと(ワンターンの)千六のほうがいいと思うんですよ。勝つつもりで挑むしかないんで」と反撃ポーズを取っています。サンデーファンデーは「稽古はもともと走らない。2、3 番手でも競馬はできるけど、マイルに替わってどうかだね」と距離をカギに挙げ、デルマソトガケは「東京マイルは合うと思っている。うまく運んでくれたら、チャンスはゼロじゃない」と一発を期待しています。
東京ダ千六の経験値はどの馬よりも豊富なタガノビューティー。西園正調教師は前走・落馬後の様子について「おかげさまで脚元もきれいで、状態はすごくいい」と問題なしをアピールしています。「勝つ競馬をして古豪の意地を見せたい」と力強い言葉を口にしています。