【サウジカップ】フォーエバーヤング が見せた不屈の精神
2025 年のサウジカップで見事優勝したフォーエバーヤングと、その調教師である矢作芳人氏。インタビューで語られた勝利への思いと今後の目標。

【サウジカップ】フォーエバーヤング が見せた不屈の精神
2025 年 2 月 22 日、キングアブドゥルアジーズで行われた G1 サウジカップで、フォーエバーヤングが見事優勝しました。1 着賞金 1000 万ドル(約 15 億 7020 万円)のビッグレースで、海外 G1 初勝利を挙げたのです。
調教師の矢作芳人氏(63)は、勝利関係者インタビューで喜びを語りました。
最後の 400 メートル、追い比べはどういう心境で見ていたのかという質問に対して、「馬を信じるしかなかったけど、これで逆転すれば映画より素敵(すてき)だなと思いました」と答えました。
香港のロマンチックウォリアーとの対戦については、「やはりダートで走るか全く分からないので。ただ、他のメンバーとは力の差があると思っていたし、彼が走るかどうかだけが怖かったですね」と述べました。
最後は差し返し、素晴らしい根性を見せてくれたという言葉には、「私が手がけた中でも最高の馬だなと確信しました」と続きました。
サウジカップは 23 年パンサラッサ以来、2 年ぶり 2 度目の勝利です。「2 度目でもこんなに感動するんだなと。自分でもびっくりするくらい、うれしいです」と語っています。
昨年 3 着の BC クラシック(11 月 1 日、デルマー、ダート 2000 メートル)が目標になるという矢作氏。「もちろんですけど、その前にサウジカップとドバイワールドカップ(4 月 5 日、メイダン、ダート 2000 メートル)をダブル(連勝)した馬はいないので、それを何とか成し遂げたいです」と意気込みを語りました。
レースに臨むにあたって 23 年と違った点はという質問には、「パンサラッサの時はプレッシャーが全くなかったので楽しかったです。今年はロマンチックウォリアー以外には負けられないと思ったし、プレッシャーはきつかった。パンサラッサは逃げないと駄目という作戦が決まっていたけどフォーエバーヤングは自在性があって、どんな競馬もできるので、その点に関して作戦の細かい打ち合わせはなかった」と回答しました。