川崎 F、初失点で痛み分け…脇坂のヘディング弾で公式戦 4 試合連続先制
川崎 F は敵地での柏レイソル戦で先制に成功したが、7 分後に同点弾を許してしまい、試合は 1-1 で引き分けた。

川崎 F、初失点で痛み分け…脇坂のヘディング弾で公式戦 4 試合連続先制
2025 シーズンの公式戦は 3 試合で 10 得点 0 失点と好調なスタートを切っている川崎フロンターレ。敵地での柏レイソル戦でも先制に成功、決めたのはキャプテンだった。
【動画】各国代表の猛者たちをまるで子ども扱い…伊東純也のプレーにファン驚愕「メッシみたい」
スコアレスで迎えた後半 5 分、柏 DF ジエゴの自陣での横パスがずれたところを FW マルシーニョがマイボールにすると、左サイドの DF 三浦颯太に展開。三浦がクロスを入れると、DF の間にポジションをとっていた MF 脇坂泰斗の頭にピタリと合わせてゴールネットを揺らした。
「足で速いボールを出してもらって決めようと思ってたんですけど、僕でも決められるようなヘディングのボールを出してくれたので、彼のアシストが全てだった」と得点シーンを振り返る脇坂は、「止まって見えて。『こうやって決めるんだよ泰斗くん』みたいな感じのボールをくれたので」と、早くも今季 3 アシスト目を記録した三浦を讃える。
ところが、先制から 7 分後には柏に同点弾を許してしまう。ACLE を含めた今季の公式戦 4 試合目にして初失点を喫してしまい、試合はそのまま 1-1 で引き分けた。勝利がどちらに転んでもおかしくないゲームだったことを指摘する脇坂は、課題を口した。
「理想は複数得点無失点ですけど、相手も質が高かったですし、失点することはいつかは来るので。失点したシーンはしっかりつめてやらせないようにしないといけないっていうところと、チャンスのところで自分自身もありましたし、もっともっといい選択があったんじゃないかとか、しっかり決め切る力がもっとつけないといけないとか、そういったところは練習をしながらやっていきたいと思います」
今季から川崎 F の指揮をとる長谷部茂利監督は、「リードできただけに追加点を取って勝利して終わりたかったというのが本音」と前置きしつつ、自らに反省をうながす。
「失点の場面、我々のサイドのところでのはまりが悪くなって後手を踏んでやられてしまったのは、多少なり私の中で把握はできていたんですけれども、修正が少し遅かった。修正していれば多分失点しなかったんじゃないかなという風に感じています」(長谷部監督)
ACLE と並行して戦う川崎 F は、ミッドウィークには 2 月で 5 試合目となる公式戦がやってくる。指揮官は「勝ち点 1 を積んで次へ向かっていく、そういうポジティブな思考で選手に話しました」と、26 日に迎える古巣・福岡戦に向けて前を向いた。