八戸工業高校卓球部、インターハイ初出場とベスト 8 入りの快進撃
八戸工業高校卓球部は公立高校ながらインターハイ女子学校対抗に初出場し、ベスト 8 入りを果たした。この快進撃の裏側には、大山幸雄総監督の苦労やさまざまな試行錯誤、工夫があった。

八戸工業高校卓球部の快進撃
青森県八戸市にある八戸工業高校卓球部は、公立高校ながらも 2024 年のインターハイ女子学校対抗に初出場し、ベスト 8 入りを果たした勢いのあるチームだ。
大山総監督の経歴と苦労
大山幸雄監督は 2000 年に八戸工業高校に赴任した際は、定時制の勤務でした。全日制に通っている生徒が卓球を頑張っているということで、長期休みに練習を手伝ったのが、卓球部に携わったきっかけです。その 2 年後に全日制の勤務になって、本格的に監督として活動することになりました。
指導方針と人間力の育成
指導する際に大切にしていることは、将来、社会の中心で活躍してほしいという願いから、人間力を高める指導を心がけているということです。卓球の技術だけではなく、人間力や自主性の育成をサポートすることで、社会に出ても通用する力を身につけさせてあげたいですね。生徒たちが人間力と自主性を育むために具体的には、週に 1 回、部全体で大きなミーティングを開いています。そこでは選手が主体となって、各自の課題を洗い出して振り返り、次の週の練習をどうしていくかを決めます。私はミーティングに参加はしているのですが、見守っているだけで、基本的には生徒たちに任せています。