カーリング日本選手権、横浜で大盛況 来年も開催へ
2 月 9 日まで 8 日間にわたって横浜 BUNTAI で開催された日本カーリング選手権は、開幕前から一般席チケットが完売する人気を集め、大盛況の大会となった。

カーリング日本選手権、横浜で大盛況 来年も開催へ
2 月 9 日まで 8 日間にわたって横浜 BUNTAI(横浜市中区)で開催された日本カーリング選手権は、開幕前から一般席チケットが完売する人気を集め、大盛況の大会となった。
専用施設ではないアリーナ会場での首都圏初開催の日本選手権の成功に、横浜市は来年の同選手権も誘致する方針を示した。
「全体的にみたときには成功といって問題ないと思っている」。日本カーリング協会の酒巻智副会長は全日程を終えた 9 日、そう総括した。
専用施設ではない横浜 BUNTAI が舞台だったため、技術面で注目されたのは氷だったが、開幕から閉幕まで良好な状態を維持した。選手からも「想像以上のすごくいいアイスでプレーできている」といった感想が聞かれた。
最大の成果は、関係者が「お客さんに見てもらえるスポーツ」としての手応えを得たことだろう。一般席チケットは開幕前に完売。公式入場者数は合計約 1 万 3 千人、協賛企業も前年大会の倍以上となる 24 社に達した。
運営面の詳細については検証して今後に生かす方針で、酒巻副会長は「次回以降やるときには、もう少しバランスよくできると思う」と語った。
選手からも前向きの意見が相次いだ。フォルティウスの近江谷杏菜選手は「これだけ日本でカーリングが盛り上がっているのを会場で感じられたのはすごくうれしかった」といい、ロコ・ソラーレの前田拓海選手は「(専門施設ではない)アイスアリーナという経験もあまりできることではないので、(今後も)ぜひ開催してほしい」と要望した。
横浜市にとっては、希望した市立小学校 17 校の児童約 1500 人が観戦に訪れるなど、市民がカーリングに親しむ機会となった。山中竹春市長は 13 日の定例会見で、来年の日本選手権について「日本協会の判断となるが、本市としては、横浜 BUNTAI での開催を目指して誘致をしていきたい」と話した。