WTT シンガポールスマッシュ:日本勢の活躍と中国の圧倒的勝利

WTT シリーズ最上位大会で日本勢が健闘し、混合ダブルスで準優勝を果たす。男子シングルスと女子シングルスでは中国勢が優勝を独占。

WTT シンガポールスマッシュ:日本勢の活躍と中国の圧倒的勝利

WTT シリーズ最上位となるシンガポールスマッシュ(2025 年 1 月 30 日~2 月 9 日/シンガポール)が行われ、日本勢は男子 6 名、女子 8 名が計 5 種目にエントリーした。

混合ダブルスで松島輝空/張本美和が準優勝

混合ダブルスで松島輝空/張本美和(木下グループ)が準優勝を果たした。松島/張本ペアは決勝進出を果たし、中国ペアに敗れたものの堂々の準優勝となった。

男子シングルスで張本智和らが敗退

男子シングルスは 4 選手が 2 回戦に進出するも全員敗退。世界ランク 3 位の張本智和(智和企画)は 2 回戦で中国のペンホルダー選手に敗れ、ベスト 32 でストップ。また、先月の全日本卓球で初優勝を果たした 17 歳の松島輝空は、全日本決勝で勝利している篠塚大登(愛知工業大学)にリベンジを果たされ、1 回戦敗退に終わった。

女子シングルスで早田ひならがベスト 8

女子シングルスは早田ひな(日本生命)、伊藤美誠(スターツ)が準々決勝敗退でベスト 8。早田は中国の主力のひとりとフルゲームの接戦を繰り広げたが惜しくも敗れた。張本美和は中国の異質型にストレート負け。また大藤沙月(ミキハウス)、平野美宇(木下グループ)は元世界ランク 1 位でかつての中国代表、朱雨玲(マカオ)にストレートで敗れた。

ダブルス種目で日本勢が健闘

ダブルス種目では 1 月のスターコンテンダードーハで優勝している松島/張本ペアが決勝進出。中国ペアに敗れたものの堂々の準優勝。また今年に入り 2 大会で優勝している女子ダブルス世界ランク 1 位の大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)は準々決勝で中国の主力ペアに敗れ、今回はベスト 8 止まりとなった。

中国が 5 種目すべてを制する

大会は 5 種目すべてを中国が制し、女子シングルスではベスト 4 を独占する結果となった。

【各種目結果】

●男子シングルス

優勝:林詩棟(中国)

準優勝:梁靖崑(中国)

3 位:王楚欽(中国)、A.ルブラン(フランス)

●女子シングルス

優勝:孫穎莎(中国)

準優勝:蒯曼(中国)

3 位:王芸廸(中国)、陳幸同(中国)

●男子ダブルス

優勝:王楚欽/林詩棟(中国)

準優勝:林昀儒/高承睿(台湾)

3 位:F.ルブラン/A.ルブラン(フランス)、ドッル/ブラッソー(フランス)

●女子ダブルス

優勝:王曼昱/蒯曼(中国)

準優勝:孫穎莎/王芸迪(中国)

3 位:セーチ(ルーマニア)/ポルカノバ(オーストリア)、鄭怡静/李昱諄(台湾)

●混合ダブルス

優勝:林詩棟/蒯曼(中国)

準優勝:松島輝空/張本美和(日本)

3 位:ロブレス/シャオ・マリア(スペイン)、黃鎮廷/杜凱琹(香港)

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