【きさらぎ賞】サトノシャイニング、重賞初制覇!春へ期待膨らむ圧巻の 3 馬身差
サトノシャイニングがきさらぎ賞を制し、初めてのタイトルを獲得。破壊力溢れる走りで、春のクラシックに向けて期待が高まる。

【きさらぎ賞】サトノシャイニング、重賞初制覇!春へ期待膨らむ圧巻の 3 馬身差
寒風吹きすさぶ真冬の淀で、暖かな春を予感させる走りを見せたのは、伝統の出世レースを制したサトノシャイニング。
大外枠発進から、向正面ではショウヘイのすぐ後方にポジショニング。道中は意識的に前に壁をつくる形で進め、課題だった折り合い、口向きをクリアすると、直線は大外に持ち出してスパートを開始。瞬時にエンジンが点火し、内にモタれながらも次位に 0 秒 5 差をつける圧倒的な末脚で、並ぶ間もなく他馬を一瞬にしてかわし去った。
西村淳は「次を見据えて、前に馬がいる状況でどれくらいの脚を使えるかの確認。強かったです」と破顔一笑。「厩舎で間近で見ていて“いい馬だな”と、指をくわえて待っていました。結果を出せましたし、春はもう一つ上のクラスで楽しみな結果を待ちたいです」と、この先に続く晴れ舞台を意識した。
管理する杉山晴師にとってもジョバンニ、ナグルファルと並ぶ牡馬クラシック候補。指揮官は「思った以上に進歩がありました。ひとえに厩舎や牧場スタッフが馬と向き合ってきたおかげ。ジョッキーも 1 週前から乗って結果が出て、厩舎として満足しています」とうなずき、「オーナーと相談ですが、恐らく皐月賞(4 月 20 日・中山)直行になるのでは」と見通しを語った。新たな勲章を携えたキズナ産駒は、次のステージでもさん然と輝きを放つ。
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